私は4年生の夏期講習の途中に入塾しました。夏期講習では、授業で先生の言っていることも課題も意味不明で、家で父の力を借りてなんとか課題をやっていました。入塾当初から日々の課題に追われる「自転車操業」が始まりました。9月からは3科のマスターコースに入りHクラスからのスタートとなりました。入塾した頃は無知蒙昧だった私も、課題をこなすことで授業が理解できるようになり、新5年生になる2月からはSクラスに上がることができました。また同時に社会の受講も開始しました。社会はもともと好きで、受験本番まで得意科目とすることができました。しかし、国算理の3科の成績は一進一退、偏差値は乱高下し、5年生の間にVクラスに上がることはできませんでした。
新6年生の2月からはトップレベル算数特訓と日曜錬成特訓の国語・理科を受講しました。トップレベル算数特訓の受講で算数の演習量が増え、日曜錬成特訓の理科で5年生までの内容を改めて理解し直すことで苦手な単元が減りました。この成果が出て6年生5月の公開学力テストで4科100傑に入り、6月からはVクラスに上がることができました。7月からの日曜志望校別特訓・夏期講習はLコース4科で受講しました。この時期は本当に課題が多く、時間不足でトップレベル算数特訓を7月末でやめました。日曜志望校別特訓の課題は前日の土曜日、夏期講習やマスターコースの課題は当日の早朝特訓、さらには移動中の電車の中でもやり、夏を乗り切りました。9月からは日曜志望校別特訓の課題の量も難易度も上がり、マスターコース・日曜志望校別特訓・入試直前特訓の課題を入試本番まで「自転車操業」でこなす日々が続きました。
遅れて始まった私の浜学園生活は、先行する人たちを追いかけ続ける2年半でした。結局100傑入りは1回だけ、6年生の12月まで洛南の合格判定はCかD、洛南中入試演習はいつも不合格でした。しかし最後の最後、本番の試験では5日間で7回の試験を受け、全ての試験で合格をいただき、洛南の合格ラインを越えることもできました。余計なことには手を出さず、浜学園の授業と課題に専念し、諦めずに本番まで走り切ったことが、合格に繋がったのだと思います。