僕はこの春、洛南高等学校附属中学校に進学します。この合格体験記が、皆さんの励みになれば嬉しいです。
僕は5年生の春期講習を受け、浜学園に入塾しました。他の人に比べて遅めのスタートでした。また、塾に入るまではサッカーに明け暮れており、ぎりぎりの点数で入ったためHクラスからのスタートとなりました。初めての公開学力テストでは偏差値38と、洛南のレベルには程遠い結果でした。でも僕は負けず嫌いの性格で、自分がHクラスの中でベスト3に入れていないことがとても悔しくて、真剣に勉強に取り組みました。自分が得意な教科でも復習テストまでには3回以上解き、苦手な教科はそれ以上に繰り返し解きました。特に社会は覚えれば点数が取れる教科なので、資料集を使って深い知識まで頭に叩き込みました。その努力が実って5年生の秋にはようやくSクラスに入れました。
日々復習に力を入れて順調に成績が伸びていきましたが、まだまだ洛南への道は遠くて、大きな壁が立ちはだかりました。それは偏差値56の壁です。夏休み前になり洛南・洛星コースに入るための基準をこえなければいけない時期となりました。不安がありながらも最後の公開学力テストでようやく偏差値56.1を出せました。そこからもこつこつと努力を積み重ねました。すると最後のクラス替えでVクラスに上がることができました。どたんばまで追いつめられてもあきらめずに頑張り、最後の公開学力テストで偏差値60をこえることができ、最初のテストと比べ偏差値を22も伸ばせました。
やり切ったという自信を持った状態で受験シーズンを迎えることができました。本命の洛南の試験日には、落ち着いて解くことができました。熱心に教えてくださった先生方や競い合った友達、陰で応援してくれた家族にとても感謝しています。洛南のプレも7冠特訓も落ちた僕が合格できたので、みなさんも苦しい時期があってもあきらめずに努力を続けていればいつかその努力が報われると思います。