この春、僕は洛南高等学校附属中に進学することになりました。僕は最後はSクラスでしたが、春まではHクラスでした。僕は4年生から浜学園に入っていましたが、5年生まではWeb授業を見ていただけで、通塾はしていませんでした。6年生からの通塾で、みんなより遅れたスタートでした。僕には持続力がないせいかWeb授業は向いておらず、春まではHクラスということになりました。
僕は、幼い頃から灘中に入りたいという夢を持っていました。でも通塾し始めると、目に見えたのはⅤクラスとの圧倒的な差でした。僕の通う教室はⅤクラスとSクラスが同じクラスで、Hクラスだけが別でした。そこで僕はSクラスに入ればⅤクラスと同じ授業が受けられると考え、宿題ではだいたいⅤクラスの範囲までやり、復習テストではいつも3位以内には入るように心がけて、公開学力テストでは国語をベースに偏差値を上げていきました。すると、国語の最高レベル特訓の受講資格を得ることができ、一気に道が開けてきました。そしてなんと、春期講習では男子最難関に入ることができました。
こうして僕は、4月から念願のSクラスに入ることができました。しかし、日曜錬成特訓や最高レベル特訓などで忙しくなり、宿題ができなくなりました(先ほども説明した通り、僕には持続力がないのでできなかっただけで、できる人はいたので心配しないでください)。一時上がっていた偏差値はどんどん下がり、50まで下がりました。危機感を覚えた僕は夏期講習で取り返そうと、夏期講習ではマスターコースに加え、最高レベル特訓、早朝特訓、日曜志望校別特訓を頑張りました。僕は詰め込むのが得意だったので、この短期集中は非常に効果があり、灘中合格という夢が見えてきました。しかし、持続力がないと上り坂には必ず下り坂がついてきます。そうして僕は二度目のスランプに陥りました。9、10、11月と3か月間もスランプに陥っていました(僕もできる限りは頑張っていました)。
そこで僕は、第一志望校だった灘中をあきらめ(灘中入試練習や、灘中オープンでは、いつも不合格、D判定でした)、灘中の代わりに洛星中を受けることにしました。洛星中には前期入試と後期入試があり、二つとも受けると、後期入試の時に、有利になることがあると聞いたからです。そして僕は、入試直前特訓では毎日12時間ほど勉強しました(ちなみに、専願切り替えができる洛南高等学校附属中は最初から受ける予定で、灘中をあきらめた時点で僕の第一志望校は洛南高等学校附属中になっていました)。入試直前特訓では、洛南・洛星コースの2組で、洛星中入試練習では3位になり、洛南中プレ入試ではA判定と順調に志望校合格へと進んでいきました。前受けの海陽中と北嶺中に合格し、洛星中の入試に向けて必死に勉強しました。
そして洛星中の入試の日、僕はとても緊張していました(僕は3科で受けました)。洛星中の入試では、あまり手ごたえがありませんでした。結果は不合格。洛南高等学校附属中の入試まで僕の不安は増えるばかりで、洛南高等学校附属中の入試自体は結構手ごたえがあったのですが、洛星中に落ちてしまった僕はとても不安で仕方がありませんでした。結果は合格でしたが、僕の人生のゴールはここではないので、次は大学受験に向けて頑張ります。
最後に皆さんに僕から中学受験で大切だと思うことを伝えておきます。
一、勉強はコツコツやったほうが後々楽です(僕みたいに詰め込むと、ほぼ確実にスランプが来ます)。
二、スランプに陥っても慌てずに解決策を考えましょう(さっき書いたことと少し矛盾しますが、スランプは誰にでも来ます。「一」は、二回目、三回目のスランプを迎えることを指しています。でも、スランプなんてそんなに気にするようなことでもないので、慌てず一歩ずつ前進していきましょう)。
三、目標を貫くことも大切ですが、切り替えも肝心です。
四、常に高みを目指しましょう(僕は灘中を目指していたからこそ洛南高等学校附属中に受かったと思います)。
五、第一志望校合格がゴールじゃない(中学校は人生の単なる通過点です。変なこだわりは早めに捨てたほうが良いです。実は僕もこだわりが強いので苦労しました。でも、こだわりを捨てたからこそ合格できました)。
皆さんが第一志望校に合格することを願っています。