僕は小学3年生から浜学園に通っていました。良い思い出はたくさんありますが、やはり6年生は印象深いことばかりでした。ずっと家から近い教室に通っていましたが、入試直前になると学校毎にコースが分かれるため電車で一時間くらいの教室に行くことになりました。知らない人ばかりで、しかも私語厳禁の中はじめは慣れませんでした。受験でピリピリしているし、気持ち的にもしんどい日が続きました。そんな中クラスの子が授業中に冗談を言ってみんなを笑いの渦に巻き込みました。不思議なことに、そのおかげで少し緊張がやわらぎました。テストで間違いばかりしてプレッシャーがかかり、しんどい時にその友達の言ったことを思い出し、気持ちをふるい立たせていました。入試直前はコロナウイルスも流行っていたし病気になると困るので自宅で勉強しようかとはじめは考えていました。けれど家でスケジュール通りできるか心配で、みんなと一緒に頑張るほうが安心する気がしたので頑張って塾に通いました。
もう1つ忘れられないのがお弁当です。朝から夜まで長時間授業があったので、昼食と夕食を用意しなければなりませんでした。お母さんのお弁当は特におにぎりが美味しかったです。毎日持っていくので、飽きないようにおかずも日替わりで工夫されていました。美味しくて息抜きになりました。一緒に頑張った仲間とお弁当の味はいつまでも忘れないでしょう。そして支えてくれた家族と浜学園の先生、ありがとうございました。