僕はこの春から第一志望校の洛南高等学校附属中学校に進学します。受験を終えて振り返ってみて、皆さんのお役に立つかもしれないと思ったことを記します。
まず一つ目は、6年生の夏期講習までは灘中以外の最難関校を目指していても、資格が取れたらM灘コースで勉強することです。僕は夏休み前にアドバイザーの先生に相談し、夏から本格的にM灘コースで3科目の勉強をしようと言われ、決めました。いざ夏が始まると大量の難問を短い時間でこなしていくことになり、春期講習のM灘コースより厳しく辛いものでした。なかなか集中できず、夏の前半はただ目の前の課題に追われているだけでした。しかしこのままでは危ういと思い、できるだけ集中して取り組むように心がけました。そして9月から洛南・洛星コースに変わると、自然に問題の取捨選択ができるようになっており、いつの間にか標準的な問題は確実に取れる自分になっていました。夏は辛かったけれど、知らない間に伸びているぞと確信に近いものを感じながら受験シーズンに突入できた気がします。
二つ目は、とにかく授業に集中することです。秋以降、僕は授業内容全てを自分のものにしてやるという思いで授業を受けていました。日曜志望校別特訓の1組にいれば、先生方は一番良い方法、確実に解ける方法、また裏技、豆知識など教えてくださいます。それをメモし、頭の中にちゃんと残し、また授業ノートをきちんと取るようにしていました。また、授業に集中すると頭にしっかり入るので、日曜志望校別特訓の復習テストの点数も自然に上がりました。
三つ目は、見直しや検算をすることです。賢すぎる人の中には見直しをしない人もいて、そういう話を聞いてはびっくりしていました。自分の解ける問題を丁寧に解き、見直しや検算をすればテスト中にミスに気づくことができるのでおすすめです。
四つ目は、直前期の体調についてです。僕は入試直前に高熱が出て体調不良で3日ほど全く勉強できず、治すことに専念しました。熱も下がり、無事初日の洛星を受けることができた時は不安もありましたが、今まで頑張ってきた成果をやっと出せると思い、嬉しかったです。入試の4日間は無事受験できる喜びを感じ、感謝の気持ちと嬉しい気持ちでいっぱいでした。その思いが勢いに繋がり、全ての受験校に合格することができました。直前に体調を崩しても、それまでコツコツと学び続けたことはちゃんと身についていて、学力は仕上がっていたのだと思います。だから、もし直前期に体調を崩しても不安になりすぎることなく、今までの頑張った自分を信じて欲しいと思います。
最後になりましたが、浜学園の先生方、職員の方々本当にありがとうございました。