僕は5年生のときに入塾しましたが、その時は中学受験をまじめに考えていませんでした。しかし8月の学校見学会で魅力を感じ、甲陽を目指すことにしました。ところがなかなか成績は上がらず、偏差値も50を超えるかどうかといったところで、周りのライバルに圧倒されていました。6年生になると西宮教室に行くことにしました。S1の仲間たちといるとすごくてやる気が出て、授業をより真面目に聞くことにしました。しかし春先すぐに体調が良くないことが多くなり、なかなか教室に行けない日が増えました。S1の仲間に負けている状況は変わらず、4月にはS3になってしまいました。一時期甲陽をあきらめかけましたが、少しでも実力をあげたいと思い、授業を真面目に聞くことを続けていると、6月に偏差値57、7月には61になりました。そして夏期講習ではM灘コースの資格がとれたので、M灘コースに行きました。成績は上がったとはいえ、灘を目指している子たちは本当にレベルが高く、合格点をとれない日が多く、上には上がいると痛感させられました。夏の間はがむしゃらに勉強しました。9月になるとM甲陽コースに行きました。その時は2組だったので1組に上がろうと必死に頑張りました。なかなか成績が上がりませんでしたが、マスターコースはV2に上がることができうれしかったです。そして入試直前特訓が始まるとつらい日々が始まり、早く入試になってほしいと思うくらいでした。でも宿題もしっかりがんばり、授業もちゃんと聞きました。ところが、算数の調子が悪くなり、1月3日の洛南中入試練習では54点の赤点を取って不合格になるほどに調子を落としてしまいました。しかし、甲陽の入試本番は入試練習4回全部受かった僕ならいけると思って受けました。入試本番は算数が難しかったのですが、過去問の対策には力を入れた自信があったので、落ち着いて受けることができました。最後に僕が伝えたいのは入試本番は何が起こるかわからないということです。僕は、確実に受かるだろうと考えていた学校に落ちました。偏差値に余裕があっても油断しないでください。