ぼくは、6年の6月に浜学園に入り、苦しい受験勉強を経て第一志望校の甲陽学院に合格できました。その歩みを記そうと思います。
入塾したときはHクラスでした。ぼくが通った教室には学校で知っている人や友達がいました。ぼくは、塾の宿題をするとき「上のクラスの人はもっと宿題をしているのだ」と思うことがよくありました。そして、そのたびに「もっと賢くなりたい」と思いました。
それからしばらくして夏期講習が始まりました。この夏期講習がぼくの勉強への姿勢を大きく変えました。夏期講習は公開学力テストの偏差値が56以上だと最難関コースで、56未満だと難関コースで勉強します。そのころ、ぼくはSクラスでした。そして、Sクラスの人はほとんど最難関コースで勉強するけど、ぼくは難関コースで勉強することになりました。みんなよりも賢くないという事実を目のあたりにし、悔しい思いをしました。
それからは必死でした。マスターコースではVクラスになること、公開学力テストでは偏差値56以上をとって日曜志望校別特訓のコースを最難関にすることが目標でした。頑張って勉強したかいもあり、どちらの目標も達成できました。ぼくは、それからは、受験におちて悔しい思いをしたくない一心で勉強しました。
そして受験当日、やはりミスはしました。でも、先生が言っていた「過去のことを考えてくよくよしても何もできないのだから、今目の前にある問題にその悔しさをぶつけるんだ」という言葉を最後まで大切にしていました。合格発表の日、自分の受験番号を見つけた時はとても喜びました。
最後に、ぼくを支えていてくれた先生、今まで本当にありがとうございました。