僕は算数が苦手でした。Ⅴクラスで、10月末までは灘コースにいました。もともと公開学力テストの順位は50~70位以内をキープしていましたが、6年生の夏になぜか算数で点数が取れなくなり、公開学力テストの成績が400位まで下がり、日曜志望校別特訓も1組から2組へ下がりました。
そこで、2つのことを実践しました。1つ目は問題の解き方です。まずテストが始まると問題をすべて見て解ける問題を選別しました。解けない問題と時間のかかる問題はチェックを入れて後回しにして、時間があれば解くようにしました。2つ目は計算についてです。計算を問題の隙間にごちゃごちゃ書くのではなく、計算用紙や問題の裏にきちんと書くようにしました。
この2つを実践すると9月の公開学力テストで21位まで成績が戻り、1組に戻れました。この2つを実行するため普段の宿題をするときは「10問40分」など時間を決め、捨て問を見極める練習をしました。
志望校を甲陽中に決めたのは10月末でした。学校見学に行って甲陽中の明るい雰囲気や勢いのある面白い授業を体験して決めました。甲陽中の算数の問題は、図や式などの考え方に加点をくれるので、徹底的に丁寧な式を立てて図を描くよう心掛けました。国語は記述問題が多いのでポイントとなる語句が抜けないように注意しました。国語の漢字や理科は2回間違えたらトイレに貼って覚えました。
良い順位が続くと算数の成績が突然悪くなることがありました。理由は無意識の油断による凡ミスの多さでした。だから条件を読み飛ばさないように丁寧に問題を読むことを意識しました。
たまに、日曜志望校別特訓などでも算数の点数が悪い時があり落ち込んだけれど「失敗しても、やるべきことはいつもと変わらない」と気持ちを切り替えました。受験当日も「いつも通り」を心がけました。受験は3教科の合計なので各教科の点数に一喜一憂せず、諦めずがんばってください。浜学園では周りも受験に真剣に取り組んでいて、お互い良い成績取った時には「お前すごいな!」と声をかけ合えるいい友達に恵まれました。テキストも予想問題もとても良く、限られた時間で必要なことをたくさん練習できました。ありがとうございました。