僕は、小6になるときに、浜学園に入塾しました。
それまでは、大好きだったサッカー部に毎週末打ち込んでいましたが、少しずつサッカーをする時間を減らしながら、勉強時間を増やしていき、夏休みが始まる前には完全に受験勉強のみに絞りました。
入塾したときは、Sクラスの一番下からのスタートでしたが、徐々に成績が上がっていき、最終的にはSクラスの上位を行き来していました。
マスターコースに加えて、春期講習や夏期講習など、男子最難関コースのテキストや宿題が難しかったのですが、先生にたくさん質問しながら理解をしていきました。今思い返せば、こうして質問することはとても大切だなと思いました。
9月に入り、日曜志望校別特訓で甲陽コースに入りましたが、最初は3組からのスタートで、何としてでも合格するために必死で勉強を頑張りました。途中、甲陽学院にも説明会を聞きに行って、より一層行きたい気持ちが強くなりました。
過去問は9月から始めましたが、最終的に試験本番までに15年分くらい解くことができました。それでも、合格点に達したのは半分以下だったので、不安はありました。甲陽中プレや入試練習でも思うような結果を出せず、合格判定模試もほとんど合格したことがなったので、くやしかったし、親も不安に思っていたようです。でも、僕はどうしても合格したいという強い思いで、ひたすら勉強を続けていきました。年末年始あたりからは、毎日お腹が痛くなったりして、苦しみがさらに増えました。
併願校に、高槻中や六甲中を受ける予定でしたが、ほとんど過去問に手をつけずに、甲陽対策に絞っていました。
入試当日は、緊張していましたが、自分を信じて試験に臨んだ結果、1日目では算数の手ごたえがよく、良い気分で2日目にも挑めて、合格することができました。合格発表の瞬間の喜びは今でも忘れることができません。何度も番号を見直しました。
前受けの愛光中や併願校の高槻中は落ちてしまいましたが、僕が甲陽に合格できた勝因は、自分の思いを信じて、合格できるという思いで試験を受けたからだと思います。みなさんも、受験勉強が大変なときが多いと思いますが、自分の思いを信じて、目標に向かってがんばってください。