私は4年生の夏から浜学園にお世話になりました。初めて受けた復習テストでは、半分しか取れず、このままでは受験に対応できないと思い、とても焦ったことを覚えています。私は、「内容」よりも「見た目」重視のノート作りばかりに気を取られ、無駄な時間をかけていました。5年生からは最高レベル特訓に参加しましたが、算数は宿題すら回らなくなり、結局断念。国語はクラス替えの度に1組と2組を行ったり来たりしていました。それでも私は自分の勉強方法を変えようとはしませんでした。しかし好きだった理科が低迷したため、先生に相談し、毎週、理科のノートを提出することに決めました。この習慣のおかげで、少しずつスケジュール管理ができるようになりました。一つの事に時間をかけ過ぎる私が、6年生の特訓や夏期講習をこなせたのは、週単位でスケジュール管理を続けたからです。理科の苦手な単元も、入試前日までノートの提出を続けることで、復習テストの結果が良くなり、自信につながりました。夏から秋にかけて国語の成績が下がった時も、返却された答案用紙に書かれた先生のコメントを頭に入れて、地道な努力を続けました。私は、模試で良い成績を取ることはありませんでしたが、とにかく目の前のことに一つ一つ粘り強く取り組みました。
決してスムーズだったとは言い難い、山あり谷ありの受験生活でしたが、まわり道ばかりの私が志望校に合格できたのは、ノートや答案を丁寧に見て下さった先生方や、厳しい助言ののち、最後に背中を押して下さった先生、小さなことでも相談にのって下さったお世話係の方……多くの方々に支えて頂いたからです。本当に有難うございました。