私は神戸女学院中学部に合格しました。それはたくさんの方々の支えがあっての神女合格です。「私」は言いにくいので、いつも通り自分のことを「花」と言います。
花には先に中学受験をした2つ上の兄がいます。だから5年生スタートの頃は「これぐらいやれば神女も合格できる」と変な指標や根拠のない自信とプライドがありました。だから成績が振るわなかった時の不安はとても大きく感じました。特に6年生では「やっても、やっても成績維持すら簡単ではない」という大きな、大きな壁にあたりました。心と身体がバラバラ。成績は各教科不安定に乱高下、偏差値は大きく前後して、それは常にプレッシャーとの戦いでした。だから、心折れそうになった花を支えてくれた人達に、たくさんの『ありがとう』と素直に言えなかった『ごめんなさい』を伝えたいと思います。
まずは家族のみんなに。花は朝が苦手です。起こされても、起こされても…簡単には起きません。起きたら起きたで、暴れるわ、暴言吐くわ…でも、良く覚えてないことも多いんだけど…『本当にごめんなさい』。それでも毎朝起こしてくれて、みんな本当に『ありがとう』
感謝の言葉の最初はお兄ちゃん。朝、優しく起こしてくれたり、分からない問題の解答解説を作ってくれたり、丁寧に教えてくれたりもしました。『お兄ちゃん、本当にありがとう』。それなのに、せっかく作ってくれた解法や解説を自分の理解が乏しいことを棚に上げて「字が汚い!」や「こんな真っ黒な解説読めない。見たくない!!」と八つ当たりしました。あの時の花は心が荒んでいました。『お兄ちゃん、ごめんなさい』
パパは塾の講座やスケジュール管理、送迎、「いつも面白いこと言う和ませ担当」をしてくれました。なのに、夏以降なんて花が勝手に切羽詰まってしまい、たくさん八つ当たりをしました。塾前までパパが来てくれていたのに「パパのお迎えの気分じゃない!」と無視して勝手に先に行ってしまった時もあります。パパは怒らずいつもサポートしてくれていたのに…『本当にごめんなさい』。パパは小さい頃から花を叩いたことがありません。それなのに花はパパをたくさん叩きました。憂さ晴らし、八つ当たり、愚痴、弱音の聞き相手になってくれて『パパ、本当にありがとう』
花の受験の最大功労者はママです。毎日、毎日夜遅くまで勉強に付き合ってくれて、『ママ、ありがとう』。「ママが神女に合格する?」と言うくらい花より先に問題を確認して、一緒に勉強し、解法もたくさん考えてくれました。お弁当も飽きないように、力が出るようにと毎回キャラ弁まで作ってくれました。フッと息を付いた時に読むお弁当に忍ばせたお手紙が「よし頑張るぞ!」の力になりました。『ママ、本当にありがとう』。朝も起きられず、いつも困らせて、何度も何度も弱音を吐いて…本当に困らせました。言い合いになって、ぶつかって、ケンカになって…家を飛び出したことが何度もあります。けど、ママは怒るだけでなく、一緒に泣いてくれました。『ママ、本当にごめんなさい』。そして、試験当日の会場でも不安で泣いてしまった花を「花は大丈夫!」と笑顔で送り出してくれたママ。神女の合格発表を見た時も真っ先に、そして一番たくさん泣いてくれたのがママです。『ママ、本当に本当にありがとう』
浜学園の加古川教室のお世話係さん。プール生になった1年生。通塾を始めた2年生からもズーッとお世話になりっぱなしでした。そして花のことを大切に見守ってくれた方です。『お世話係さん、本当にありがとうございます』。謝り切れないことは、入塾当初は見上げていたお世話係さんの身長を、6年生になる頃には大きく抜かしてしまい、そして態度も大きくなり過ぎてしまったことです。『ごめんなさい』
他、お世話になった浜学園のスタッフの皆さん、『本当にありがとうございます』。合格までハラハラさせて『本当にごめんなさい』
「これだけやったんだから、大丈夫!花ちゃんが実力を発揮すれば必ず合格するよ!!」とエールをくださりご指導くださった先生方『本当にありがとうございました』
花の中学受験の思い出は「たくさん泣いたこと」。だけどそれ以上に「たくさん笑った」中学受験でした。花はこれから「神戸女学院中学部」に入学します。神女は「愛神愛隣」の学校です。中学受験ではたくさんの皆さんに支えてもらい、『感謝の心、ありがとう』を学ぶことができました。これからは誰にでも愛を持って、優しく接することのできる「レディ」になれるように頑張ります。