僕は、この春より、東大寺学園中学校に入学します。これから受験をするみなさんへ、僕が経験してきたことが少しでも参考になればと思います。
3年生から浜学園に入りました。最初、成績は特に良くも悪くもなく、他の習い事もしていたので、受験に対する意識はありませんでした。
4年生から社会を受講し、地理や歴史を知るうちに、面白くて好きになりました。
5年生から最高レベル特訓算数に通い、解き方がわかり始めて、少しずつ成績が上がりました。この頃から中学受験を決意しました。
学校見学に行き、自由な校風や環境が良かったため、東大寺が気に入りました。しかし、レベルが高く、最初はチャレンジ校として想定し、習い事やテレビを一切やめて勉強に取り組みました。
僕の勉強法は、暗記モノは何度も書いて時間を置いて確認するという方法です。算数は類似の問題を数多くこなし、解法を身に着けるという方法です。また浜から帰ると、その日に習ったことを僕が家族に教えることで、自分の復習にもなり、これを続けた結果、問題をスラスラ解くことができるようになり楽しくなってきました。
6年になり、マスターコースや夏期講習、日曜志望校別特訓などの宿題地獄でハードな日々でしたが、目の前のやるべきことをやるという意識で取り組み、100傑にも入るようになりました。しかし、秋になり学校行事が重なり、勉強に集中できず、正月の志望校判定では単純なミスが続き、点数が取れなくなりました。このままではダメだと思い、気を引き締め直し、最後の追い込みをかけて本番に挑みました。
一日目の星光は、手が震えるほど緊張しましたが、二日目の清風南海と西大和は平常心で挑みました。その帰りに、星光の結果を見ましたが、一点差で不合格と判明し、目の前が真っ暗になりました。一気にがけっぷちへ。先生から「入試は一点勝負」と言われ続けていましたが、まさか自分の身にふりかかるとは。この時に「一点の重み」を知りました。あとがないプレッシャーの中、自分用にまとめたノートを見返し、漢字倶楽部もやり、三日目の東大寺へ。尊敬する先生からの言葉で吹っ切れ、自信を持ってあとはやるだけだ、と気持ちを切り替え挑みました。結果、東大寺に合格することができました。後日、星光も合格となり、全ての学校に合格することができました。
今思うと、たくさんの方々に支えられたおかげで合格できたのだと思います。特に、浜の先生や事務の方にはとても感謝しています。これからも、次の目標に向けて、チャレンジし続けていければと思います。