僕と東大寺学園中との出会いは、小学5年生の時の体験授業だった。その時の理科の授業がとても面白く、僕はこの学校で学びたいと思った。それまでの僕といえば、Vクラスにいたものの何となく勉強し最難関校に行けたらいいなという軽い気持ちでしかなかったが、東大寺学園に行きたいという明確な目標ができた。ただ、この頃の成績でははるか雲の上の存在だった。以前に比べれば勉強量は増えたが6年生の初めの頃も何かと理由をつけては休憩をとって、必死さがなかった。そんな僕を変えてくれたのが学園長の「寝る以外は勉強」という言葉だった。それくらいしないと最難関中には合格できないとわかった。その後は本気で勉強するようになり、塾への行き帰りの車の中でもテキストを開くようになった。秋になり過去問を始めた。過去問では苦手だった理科を中心に勉強した。最初は不安定な成績だったが、だんだん合格最低点をこえるようになってきた。夏から始まっていた日曜志望校別特訓は算数の先生の授業やコメントが楽しみで通っていた。そのおかげで毎日楽しくあせらずに勉強できた。秋に行われた東大寺中プレ入試でA判定をとれたが油断することなく努力を続けた。直前期も同じ目標を持つ友達と競いながら勉強するのが楽しく、緊張することなく1月をむかえることができた。そして試験当日、先生のメッセージをきいて、僕たちが負けるはずがないという気持ちと自信でいっぱいになった。当日も試験会場で浜学園の仲間の顔を見て安心し、いつも通り試験に臨むことができた。
今日まで僕を支えてくれた両親だけでなくお世話係の先生、アドバイザーの先生、事務の人には感謝の気持ちでいっぱいだ。浜学園には「やるときは本気でやる」というこれから生きていく上で大切なことを教えてもらった。浜学園に出会うことができて心の底から良かったと思っている。