私は小5で入塾した時から算数が苦手でした。算数に時間がかかり、理社の宿題は半分やればいいほうで国語の宿題は手つかずの授業頼みでした。算数だけ成績が上がらないまま5年が終わり、6年の最初の公開学力テストでは算数の偏差値が44でした。私は灘中模試も7冠特訓もミラクルWebも受けられるだけ受け、その時点での私の実力と合格できる実力との距離を測りました。それを縮めるためにどうするかをいつも考え、教育相談を何度もしてもらいました。コロナ休校中に家で思いっきり算数をやりましたが、休校明けの6月の公開学力テストで算数は偏差値44でした。7月からの男子最難関の日曜志望校別特訓の算数では1問に3日かかることもありましたが、長くても3日考え続ければ私にも解けるとわかって頑張れました。夏休みもひたすら算数をやりましたが、迎えた9月の公開学力テストの算数は偏差値43でした。この頃から私の住むマンションの大規模修繕が始まり、日曜以外は毎日工事の騒音で勉強どころか家にいることさえ苦痛でした。コロナ禍で図書館も自習室も利用できず、浜学園の行き帰りの車の中や駐車場で勉強しました。3月まで続く工事の騒音のせいで勉強時間が相当削られるため、日曜志望校別特訓の算数を欠席してかわりに星光プレミアムブック算数に時間を充てることにしました。9月に43だった算数の偏差値は10月と11月で上がり続け、12月には59.5になり、理科で大失敗していたけれど100傑に入りました。同時に西大和本校の過去問も解けるようになってきたので12月の下旬には西大和県外会場の過去問をやりました。理社は8割以上できたのに算数では2問しか正解せず、予想外の難しさに自分の実力と合格レベルの距離を見誤ったことに気づいて、それまで悔し涙はあったけれど、この時初めて不安で泣きました。翌日、浜学園で過去問の国語を先生に見せて「よくできている」とほめられたことで元気が出て、合格までの距離を縮めるための作戦変更を決意しました。予定していた理社の追い込みではなく、最後まで目一杯算数をやることにしたのです。そして私は西大和県外会場試験で合格しました。点数開示を見たら、私の算数の点数は国理社にもう追いつきそうなほどでした。逆境にも負けず、算数と戦い続けられたのは浜学園と母のおかげです。浜学園に入って本当に良かったです。