僕は2年生の5月から浜学園に入塾し、4年間ずっと浜学園で合格に向け、頑張ってきました。その4年間の中で、たった1ヶ月が僕の人生を変えてくれました。6年生の最初、僕は西宮教室でS1クラスでした。その時はまだ、灘中を目標としていました。ずっとS1クラスを保ち続けていて、成績も安定していました。しかし、地獄の8月がやって来て、僕は勉強が嫌になり、怠けてしまいました。その結果、成績はダダ下がりになり、崖っぷちに陥ってしまいました。そして9月、10月も成績ダウンは止まらず、志望校を灘から甲陽へシフトしました。東大寺、洛南も諦め、西大和も全て諦めました。僕は西大和だけは何とか受けたい、と思っていましたが、先生からは「今はかなり厳しい」と言われ、断念しました。確かに、偏差値も最初は62だったのが、54までダウンし、甲陽も危ないところでした。しかし、12月の大晦日特訓(甲陽)で、合格することができ、その後日あった、西大和入試練習をお試しで受けてみました。その後、合格発表で僕は合格していました。とても驚きました。そして、その日の10時、父が僕に話があると呼び出しました。僕が父の部屋へ行き、椅子に座ると、父が話をし始めました。そして父は、「西大和を1回受けてみたらどうや?」と言いました。僕はすごく悩みました。ずっと受けたかった西大和を受けることができるのは、嬉しかったのですが、今の自分では合格できるかとても微妙なところでした。しかし、「受けたい」という気持ちが勝り、西大和を受けることを決意しました。しかし決意したのも、本番の2週間前なので、西大和の勉強をし始めると今度は甲陽の勉強が疎かになってしまうので、西大和の勉強は一切せずに、本番に挑みました。西大和は午後入試で、甲陽が午前にあったせいか、疲れて力を発揮できませんでした。しかし合格発表の日、恐る恐る見ると、合格していました。とても、嬉しかったです。甲陽は3点足らずで落ちましたが、最後の1ヶ月で全力を尽くしたので、西大和に認めてもらえることができました。僕はこの事から、例え何があっても諦めないことで、道は開くと思いました。