私は、この春、白陵中学校、岡山白陵中学校に合格することができました。この体験記が、これから受験する人たちの力になるとうれしいです。
私は、3年生の秋、土曜マスターコースを受講しはじめました。4年生になってからは、土曜マスターコースから平日のマスターコースに移りましたが、この時点では、まだHクラスでした。私は、とにかく算数が苦手でした。中学受験では算数で合否に差がつくことが多いと聞いたので、苦手ではありましたが、なるべく算数の勉強時間を増やすようにしていきました。しかし、公開学力テストの算数の偏差値は50にも届かず、40から45程度、よくても48程度でした。私は、このままではまずいと思い、復習テストや公開学力テストで自分が間違えた問題だけを集めた「間違いノート」を作りました。自分が間違えた問題なので、これに取り組むのは本当に嫌でしたが、公開学力テストの前には、この「間違いノート」をもう一度解きなおすようにしました。自分の「できない」を「できる」にするためには、嫌だったけれど苦手な問題に取り組むしかないと思ったのです。そうすると、毎回というわけではありませんが、公開学力テストの算数の偏差値が50に届くようになりました。5年生の秋にはクラスがVSSにあがり、ついに算数の偏差値も55にまで上がりました。
しかし、ここで私は油断してしまい、また自分の苦手な問題から目をそらすようになってしまい、結局、また算数の偏差値が50前後に落ちたのです。そこで、私は、もう一度「間違いノート」を解きなおしました。何度も何度も解きました。6年生の夏頃に、「このままではRD須磨・白陵コースの基準偏差値に足りない」と思って、気を引き締めました。そうすると、6年生の冬頃には、算数の偏差値が連続して55以上を維持できるようになり、あんなに苦手だった算数が最終的には私の得意科目になっていたのです。
結局、合否判定学力テストでも白陵中プレ入試でも、最後まで白陵A判定を取ることはできませんでしたが、私はあきらめませんでした。1問でもいいから、今まで「できない」だった問題を「できる」問題に変えようと思いました。実際の白陵の入試では、落ち着いた気持ちで臨むことができ、算数も手ごたえがありました。翌日の発表を見たら、見事合格していたのです。その結果を見たときは、本当にうれしかったです。
最後に、私のことを最後まで応援してくださり、支えてくださったアドバイザーの先生、お世話係の事務員さん、本当にありがとうございました。