最初に、私を支えてくださった先生方、スタッフのみなさんにお礼を言いたいと思います。本当にありがとうございました。
私は将来音楽の道に進みたかったので、習い事をたくさん続けながらがんばる、と決めていました。でも、宿題をこなすことが難しく、公開学力テストを休むこともあり、最後までHクラスのままでした。日曜志望校別特訓では、偏差値が足りず、RD須磨・白陵コースに入れませんでした。
11月になっても、C判定しかとれず、とてもつらかったです。でも目の前のことに集中して勉強しました。復習テストは、その場で見直しをしました。得意な算数や理科は、ベストにのらないと、くやしかったからです。白陵中にトップ合格した人の算数のテキストを見せてもらったら、何回も繰り返し解いてあって、すごく真剣な気持ちが伝わってきたので、私も全ての問題を完全に分かるまで解くようにしていました。算数の先生が表紙にコメントを書いてくれて、それがとてもはげみになりました。苦手な国語では、「語句マスター1500」を3冊目、4冊目までいっている人がたくさんいたのに、自分だけ1冊目でとても恥ずかしい思いをしたので、寝る前に必ず30個ずつ覚えました。
私は最後まで偏差値が足りず、受験校をどこにするか迷っていました。そこで、担当の先生に相談すると、先生は君を信じているから、と言ってくれたので、勇気を出して白陵に決めました。
試験当日、学校へ行く途中の電車の中で受験票がないことに気づき、お母さんが猛ダッシュで取りにいってくれました。とてもあせりましたが、ミニ講義で先生と話せたし、前受けを3校もしていてだいぶ慣れてきたので、試験は落ちついて、全力で臨むことができました。算数がすごく難しかったけれど、答案が真っ黒になるくらいまで書きこみ、この学校への気持ちを答案にぶつけました。
受験生には、「何よりも気持ちが大事」と言いたいです。途中の偏差値はあまり気にせず、行きたい学校を目指したらいいと思います。最後の最後まであきらめないでください。