6年生になると宿題量が増えた。マスターコースだけでも1.5倍なうえ、5年生から始めた最高レベル特訓算数のほか最高レベル特訓理科も受講したからだ。急にぼう大な量の宿題をこなすために最初はどうしたらいいのか悩んだ。5年生までマスターコースの算数は3巡していたが全く追いつかないため、間違えた問題のみ2、3回やり直すことを最後まで徹底した。
春先には、コロナのせいで学校も塾も休みとなった。家にずっと居るのはつまらなかったが逆に苦手単元を克服する期間だと決めて、プラスにとらえた。特に、国語と算数の基礎の定着に力を入れた。5年生の最高レベル特訓算数や公開学力テストをもう一度解いた。そのほか国語記述力錬成テストを1日1枚ずつやり、答えの書き方やテクニックを講評と解説を何度も読みながら、自分の答えの足りない部分を探した。そしてきれいな日本語の文章を書けるようにした。「何が言いたいのかわからない!!」と母によく言われてからは、伝え方が下手だから文章を書く力がなかったと気づいた。
そこから母が質問攻めの猛攻撃をしかけてきた。授業が終わり帰宅するとどんな単元でどんなことを学んだのかを言わされた。復習テストや公開学力テストではやり直しをすると、どんなミスをしたのか口頭で説明させられた。そのおかげか、国語記述力錬成テストでは100傑に入ることができ偏差値もぐんぐん伸びた。
もう一つ重要だったのは日々の勉強の時間配分。休憩は15分程度にして、集中力を切らさないことを心がけた。庭で弟とキャッチボールや卓球をして軽く体を動かすのが好きだった。汗をかくと頭が軽くなり、気持ちよくなる。すると難問に立ち向かうことができた。
振り返ると浜学園で同じ志望校を目指す仲間たちと切磋琢磨することで連帯感が生まれ大きく成長できた。その仲間とこの先の6年間も一緒に成長できたらいいと思う。また成績が上がったのは先生方が寄り添い、いつでも質問に答えてくれたからだと思う。お世話係さんや浜学園の先生方、ぼくの4年間を支えてくれて本当にありがとうございました。