浜学園に初めて行ったのは、1年前の東海中学の入試の翌日でした。そんなことも知らずに、僕は両親に連れられ、浜学園に入塾の相談をしに行きました。先生や職員の方がとても忙しそうにしているのは感じましたが、授業の受け方や宿題のやり方など丁寧に教えてくれました。このとき、この塾で勉強してみたい、そして、成績を上げて偏差値の高い学校に合格してみたいと思いました。
そして、2月に入塾し、授業を受け始めて困ったことは、一度も習ったことのない範囲がたくさんあったことです。前回の授業で習ったことを1週間後の復習テストで解答しなければならないのはとても大変でした。周りの子は、何年も前から浜学園に通っている子が多く、とても焦りました。僕は、とにかく、1週間の内に、習ったことはできるだけ理解し、解答できるようにしなければと思いました。僕には来年がないということにとても焦っていました。それまでの僕は、1日にゲームを6時間ぐらいやっていました。でも、この焦りが僕をゲームから完全に遠ざけました。結局、今日まで、もうゲームで遊ぶことはありませんでした。
焦りから頑張り始めた僕の浜学園生活ですが、途中から焦っていることなんか忘れて、上のクラスに行きたい、上のクラスに行きたい、とばかり考えるようになっていました。ゲームでいうステージアップのような感じです。Hクラスに2ヶ月、SHHクラスに4ヶ月、SHSクラスに2ヶ月、そして最後はSクラスに4ヶ月在籍しました。ただ、浜学園の授業を受け、テストでどれだけいい成績をとるか、に没頭していました。そのためか、とても楽しく受験生活を送ることができました。いつの間にか、浜学園のことばかり考えていました。そして、受かったときは、本当にいい1年だったと心から思いました。でも、もう1年でも早く受験勉強を始めてたら、どこまで行けたのかな、と思うときがあります。