僕が入塾したのは5年生の夏休みでした。僕は受験勉強を始めたのが遅かったので、勉強の基礎となるマスターコースの学習をしっかりやりました。最レなどレベルの高いものをやるのも良いですが、マスターコースの勉強をおろそかにするべきではないと思います。僕は算数と理科は絶対に2回はやっていました。特に算数の演習教材、理科のレベル3,4やわからなかった問題はつまずかないようにしっかりと理解してから2回目に取り組むと良いと思います。わからなかった問題を解決する方法として解説を読む方法や全問解説を視聴する方法も大事ですが、本当にわからない問題は先生に質問するべきだと思います。先生に直接聞いたほうがわかりやすいし、解説を覚えるよりも記憶に残りやすいです。国語も解き直しと解説の理解はしっかりやっていました。社会は6年生になると下の学年のときよりまわせる時間が減るので、地理と歴史はできるだけ5年生までにしっかりとこなしておくべきだと思います。
受験勉強はいつでも辛かったですが、やはり一番大変だったのは6年生の夏休みです。今までのマスターコースに加えて夏期講習と日曜志望校別特訓が増えるからです。授業中は1つでも多くの解法や知識を取り入れるんだという姿勢で、宿題はすき間時間も利用して1つずつこなしていました。夏休みは息ぬきも必要ですが生活に必要なこと以外のときは常に勉強をしているという感じで大丈夫だと思います。逆にそのくらいでないと成績を伸ばすことは難しいかもしれません。僕の夏休みの優先順位は、①マスターコース、②夏期講習、③日曜志望校別特訓でしたが、直前期は特にもっと日曜志望校別特訓をやれば良かったなと後悔しています。ただ、日曜志望校別特訓の量は尋常ではないので、各教科の先生にやるべき問題を選んでもらったのは良かったと思っています。また、どんなテストにでも言えることですが、復習テスト・公開学力テスト・プレテストはすぐに見直しをするべきです。復習をすることで忘れていたことやあいまいだったことの記憶が整理されるからです。
僕は直前期にミスに苦しみました。よく考えてみればずっとミスがありましたが、笑ってスルーしていました。みなさんはミスを見つけたらしっかりと受け止め、自分がどんなミスをするのかを頭に入れておいてください。自分のミスをまとめたミスパターンノートをつくるのもおすすめです。そして何よりも、解き終わった後にミスを探し出すような気持ちで見直しをしてください。それらをやっていれば少しずつだとしても確実にミスは減っていくはずです。
最後に、入試当日は多分とても緊張すると思います。そんなときは今までの受験勉強で嬉しかったことや苦しかったこと、そしてそれを乗り越えた自分のことを思い返してみてください。きっと少しは緊張がほぐれ、落ち着いて入試に臨むことができると思います。自信につなげるためにも、苦しいときも受験勉強を悔いなくやりきってください!