姉が通っているので漠然と須磨学園を受験したいと思っていたが、12月に受験校を真剣に決定する時、統一日の受験の仕方について家族で意見が一致しなくなった。小6志望校別合格可能性判定書で、第1回から第3回受験まで須磨学園は全てD判定、夙川中学は第1回受験がA判定、第2回と第3回がC判定であった。
父が統一日の午前は、夙川中学の第1回受験をしたほうがいいと断言した。統一日の午前が一番合格しやすいので、確実に合格を狙えるところを受験すべきだと言うのだ。確かに模試の成績を冷静に分析すると、父の言うことが正しい。
私は須磨学園に憧れていたので、第1回を須磨学園の受験ができないと思うと、とても悲しくなった。母は、本人が第1回は須磨学園を受けたいなら須磨学園を受けたらいいと思う、結果はどうあれやっぱり須磨を受けたかったと後悔するくらいなら本人が決めた方がいい、と言った。
最終的に統一日1日目午前は第1回須磨学園中学校、午後は第2回夙川中学校、2日目午前は第2回須磨学園中学校、午後は第3回須磨学園中学校を受験した。
2日目の受験が終わる頃、1日目の受験結果がわかった。受験した2校とも不合格であった。夙川中学校は合格するはずと思っていたので、かなりショックだった。
3日目は午前に第3回夙川中学校、午後は滝川中学校(医進コース)を受験した。3日目の受験は、人がとても少なく、他の受験生もその時点ではまだ合格をとれていないという同じ状況なので、シーンとした雰囲気で、周りの人の気持ちも同じだなと思った。落ち着いてできるだけのことはしようと思った。
滝川中学校の受験が終わる頃に、2日目の須磨学園の結果がわかった。なんと第2回で須磨学園中学校に合格していた。ほっとして、本当にうれしかった。
次の朝、3日目の夙川中学校はBコース合格で、滝川中学校も医進コースで合格していた。
1日目に全て不合格のままで受験を迎えた3日目は本当に不安だったが、第一志望の須磨学園中学校に合格することができて、本当によかった。