僕の受験は浮き沈みが大きく波乱万丈でした。しかし、第一志望校の大阪星光学院中学校に無事合格することが出来ました。体験記を書くことでこれから受験をされる皆さんの少しでもお役に立てれば光栄です。
僕は5年生の後半までずっとS1でした。しかし、受験を意識し始め勉強にも勢いがつき、6年生の始めにはV2に上がることが出来ました。ところが、V2に上がると宿題が増え難易度も上がったため、全部こなせず、復習に取り組む時間も好きな読書をする時間も無くなり、何もかも中途半端な状態になってしまいました。すると、復習テストの点数も悪くなり、あっという間にS1に落ちてしまいました。そこでもなかなかペースを取り戻せず、公開学力テストでもひどい点数を取ってしまい、6年生の夏にはS2まで落ちてしまいました。その頃から夏期講習等が始まり、浜学園での勉強時間も長くなり、辛かったのですが、S2に落ちたことのショックや悔しさで、とにかくすぐにS1に上がることだけを考え頑張りました。今思えば、この時に初めて自分の意志で勉強に向き合うことが出来るようになったのかなと思います。母と一緒に勉強のスケジュールを立て、どんなに疲れていてもそのスケジュールはしっかりこなすようにしました。すると、すぐにS1に戻ることが出来ました。この時には第一志望校として星光を強く意識していたので、油断することなく日曜志望校別特訓の勉強に励みました。僕は3科で星光を受験する予定でしたが、3科受験なら合否は算数で決まると言われるくらい受験者平均と合格者平均の差が大きい学校でした。僕は算数が一番苦手でした。だから夏休みが終わった後からは朝の6時半から星光の算数の過去問に毎日取り組み、20年分をこなしました。また日曜志望校別特訓の星光コースでは必修問題を集中的に取り組みました。先生から解き方について「まず取れる問題から解き、捨てる問題は割り切って捨てる。確実に取れる問題は絶対落とさない」というアドバイスをもらい、取捨選択スタイルで算数に取り組みました。理科は得意だったので宿題をきっちりこなすだけで好成績を取れることが多かったのですが、たまにひどい点数を取る時もありました。その時自分に苦手なところが人体と天体だと分かり、その分野を重点的に勉強しました。そして星光の国語については、記述問題が多いことが特徴ですが、読書好きの僕にはとても相性が良かったので、浜学園の宿題以外は特に何もしていませんでした。
星光の受験当日は、思いの外、落ち着いて臨むことが出来ました。午後からは清風の受験がありましたが、少し仮眠が取れたので集中して挑むことが出来ました。翌日の合格発表の前、僕はすごく緊張していたのですが、父がサクッとスマホをクリックして合格だと教えてくれました。また清風も特待生で合格することが出来ました。浜学園の先生方のアドバイスや支えのおかげで何とか最後まで走り切ることが出来ました。とても感謝しています。本当にありがとうございました。