私は、第一志望校であった南山中学校女子部をはじめ、受験した全ての学校に合格することができました。
私の家は塾から遠く、4・5年生のときはWeb授業を受け、月に1回のみ塾に来て公開学力テストを受けていました。しかし、Web授業だと怠けたり、もっと早い解き方があるのに解法が自分流になってしまったり、周りの友達のペースがわからないというデメリットもありました。
6年生になり、新幹線を利用して日曜錬成特訓や夏期講習、日曜志望校別特訓など様々な授業を受け始めると、毎回の復習テストと授業の繰り返しに最初はかなり戸惑いました。9月ごろにやっと浜学園のスタイルに慣れてきたように思います。授業を聞いて家で復習し、分からなかったら次の授業で質問するという、授業‐復習‐質問のサイクルがうまく回ると、自分の力がどんどん高められていくことも実感しました。ところが、一番大切な12月の公開学力テストで私は過去最低の偏差値を叩き出してしまいました。一生懸命勉強している時期だったので、どうして?という気持ちになり、志望校も変えようかと思いましたが、「入試は公開学力テストとは少し違うんだ」となんとか頑張って気持ちを切り替えました。その後は過去問に慣れるということを重視して入試まで突き進みました。
ここからは私が受験において大切にしたことをまとめます。まず私は国語が苦手だったのですが、100字程度の記述も自分の考えが採点する先生に伝わるように心を込めて丁寧に解答することを心がけました。「いまいち分からなくても何か書く。絶対に白紙にはしない」ということも意識しました。また難問を解けるにこしたことはありませんが、「みんなが解ける問題を落とさない」、つまり基礎基本を繰り返ししっかりやっておくことも大切だと思いました。さらに算数の先生からは、南女は「まとめ方」が大切というアドバイスをいただきました。800点満点なので不得手な科目があったとしても、本番で多少ミスをしても、別のところで補える可能性が十分にあります。ですから、受験生のみなさんも最後まで諦めずに自分の力を信じて頑張ってください。
受験日は校舎の近くまで先生方が応援に駆けつけてくださったこともあり、あまり緊張せずにリラックスして実力を出し切りました。これでダメだったとしても悔いはないとスッキリした気分で終えました。2日後、合格通知が届いたときの喜びは今でも忘れられません。
浜学園での3年間の思い出は私の大切な宝物です。授業をわかりやすく教えてくださり夜遅くまで質問に答えてくださった先生方、適切なアドバイスをしてくださった「お世話係」や「アドバイザー」の先生方、プリントを用意してくださったり声をかけてくださった事務の方々、ずっと支えてくれた家族には心から感謝しています。本当にありがとうございました。