私が初めて浜学園の講義をうけたのは、4年生の春期講習でした。私はそれまで塾へ行ったことが無く、学校の勉強しかしていなくて割り算の筆算が分かりませんでした。なのに、周りの子達はスラスラ解いているのを見て、自分だけ遅れていると思い焦りました。とにかく皆に追いつきたいと思い、1日のほとんどを勉強に費やしました。通常授業になってもノートをとるスピードについていけず、毎回それだけに必死でした。それでも続けていくうちに、授業についていけるようになりました。この頃になると、頑張れば復習テストでも良い点を取れるようにもなってきました。すると、秋ごろにSクラスに上がることができました。Sクラスに上がれた!と喜んでいたのもつかの間、宿題の量は増えるし、問題一つ一つも難しいので、頭がパンクしそうになりましたが、必死に頑張りました。このころ両親によく言われたのが「浜学園の子は優秀な子ばかりだから比べていても仕方がない。今自分に足りない物を一つでもできるようにしていきなさい」という言葉でした。そこからは、周りと比べて焦ったりするのではなく自分自身との闘いになりました。6年生になると、浜学園に行く日数が増えましたが、その日その日で宿題をできるだけやるようにしました。また、入試直前には間違えた箇所や南山女・滝特訓のやり直しをひたすらにやりました。
南女試験当日はとても緊張しましたが、いままで一緒に頑張ってきた仲間の顔を見て少し安心することができました。同時に、仲間たちと頑張って勉強してきたことを解答用紙に全てぶつけようと思いました。そのおかげか、試験が終わった時には「やれることは全てやった!」とスッキリした気分でした。浜学園での3年間は、常に自分との闘いでしたが、頑張れたのは一生懸命教えてくれた先生方や、いろいろと支えてくれた事務員さん、応援してくれた家族のおかげだと思います。ありがとうございました。