私が受験を通じて心がけたことは3つあります。この3つが皆さんのお役に立てれば嬉しいです。
1つ目は4年生のうちに基礎固めをしっかりしておくことです。当時の私は、応用問題の演習量が足りないことに焦りを感じていました。でも4年生で基礎を固めたおかげで、5・6年生では応用問題がスラスラ解けていました。特に、算数と理科は後から基礎をおさらいする余裕がなくなるので、早めに基礎を固めることをおすすめします。
2つ目はクラス落ちを必要以上に気にせず、むしろバネにしていくことです。私がそれを思い知ったのは5年生の時でした。5年生はV2クラスからスタートし、程なくしてV1クラスに上がることができました。ところがいざV1クラスに入ると、周りの子の優秀さに圧倒され、自信を失ってしまいました。そして気持ちが空回りしてしまい、どんどんクラスが落ちていったのです。そしてS1クラスにまで落ちた時、クラスにこだわらずとにかくやるしかない!という覚悟ができたことで、結果的にV1クラスに返り咲くことができました。これは、クラス落ちをバネに成長できたからだと思います。
3つ目は、先生にたくさん質問することです。初めのころは質問すること自体が恥ずかしく、できるようになったのは5年生の夏ごろからでした。6年生になってからは塾に行くたびに質問していましたが、先生は嫌な顔一つせず対応してくださり、とても安心しました。また、記述問題や作図を丁寧に添削してもらえるのも質問の良いところです。
そして何より救いになったのが、先生との会話(おしゃべり)です。私は先生と話すことでモチベーションを上げていました。特に入試直前期は、緊張や不安がほぐれる時間となりました。このように質問は、学力だけでなく精神面の特効薬でもありますので、皆さんもぜひ挑戦してみてください。どんなに基本的な質問でも、的外れな質問でも、先生は必ず丁寧に答えてくれます!
最後に、私を支えてくださった全ての皆さん、応援ありがとうございました。とても楽しい受験になりました。