僕は無事に第一志望の清風南海中学校に合格しました。僕の体験記が皆さんの受験に役立つとうれしいです。
5年生で浜学園に入りました。6年生のはじめから夏までは必死に勉強しました。その頃には苦手な算数でも偏差値52~53ぐらいをとっていて、得意というほどでもない教科も60くらいはとっていました。そして、先生方や事務の方にVクラスに行ける可能性があると言われるようになりましたが僕は慢心してしまい、努力を続けることをやめてしまいました。案の定、成績は下がり続けました。結果、11月の清風南海中のプレテストでは、微妙な成績でした。その後も成績はびっくりするぐらい下がっていきました。
入試直前特訓に入るとPART1は和歌山コースの難関2組に下がっていました。1組には仲の良い友達やライバルがいたので、とても悔しかったです。そこで、ようやく僕は改心して勉強を真面目にやり始め、PART2では1組に復帰、最後の算数の復習テストでは100点をとり、最高の状態で浜学園生活を終えました。そして入試本番。清風南海中のA入試は不合格。B入試の朝は不安でいっぱいでした。しかし、僕は入試に向かう途中、電車の中で神さまのような二人に出会ったのです。岸和田駅の乗り換え待ちの時間に乗ってきた二人は清風南海の生徒の方でした。制服姿をじっと見ていると、受験生だとわかったのか、声をかけてくれました。A入試に落ちたことを話すと、先輩の一人が「うちのクラスにもB入試で逆転した子いっぱいおるから大丈夫」と言ってくれ、さらにもう一人の先輩は「今年の春にまた笑顔で会おうな」とグータッチまでしてくれました。憧れの先輩たちにはげまされた僕は、B入試で逆転合格をすることができました。
僕は、受験生活を通して、親の意見に耳を傾けること、油断せずに努力を続けること、自分の実力を信じ最後まで希望を捨てずに頑張ることの大切さを学びました。あの日電車で会った先輩たちのような素敵な言葉はなかなか思いつきませんが、浜学園生の合格をずっと祈っています。そして、あのとき声をかけてくれた清風南海の先輩の方、本当にありがとうございました。