(4、5年生での浜学園生活)
私は4年生の夏期講習から浜学園へ通い始めました。最初は土曜マスターコースの1Sクラスからでした。公開学力テストの成績は算数は不安定でしたが、国語と理科は偏差値50後半を安定して取ることができました。この頃は志望校をどこにするかは決まっておらず、ひたすらマスターコースや夏期講習の宿題を機械的にこなし続け、算数のB問題や理科のサイエンスのレベル1~3、全科目の公開学力テストを自作の復習ノートに切り貼りして復習していました。
(6年生での浜学園生活)
2月から6年生のコースになり、いきなりS2クラスに下がってしまいとてもショックを受けました。私は、「このままではダメだ。絶対Vクラスに上がってやる!」と気合いを入れ、勉強しました。全科目ベスト1を取り続け、4月からようやくVクラスに上がることができました。上がった時の喜びは今でも忘れられません。4月からは成績とクラスの順位を上げることだけに尽力しました。特に、苦手な算数は宿題を毎週2回以上B問題とC問題を解き、復習テストでベストを取れるようにがんばりました。7月からはいよいよ夏期講習が始まり、日曜志望校別特訓とマスターコースが重なり、毎日が宿題や復習する課題に追われ、本当に大変で忙しかったです。マスターコースや日曜志望校別特訓の先生からは「受験において天王山やから死ぬ気で勉強しなさい」「お弁当を2つ持って来て勉強するのは夏の風物詩だからがんばりなさい」とプレッシャーをかけられ、朝早くから勉強に励めるように早朝特訓で課題に取り組み、がんばりました。国語は長文問題は毎日最低1問は解くようにし、公開学力テストや合否判定学力テストで自分が間違った内容を具体化してリストアップし、ノートにまとめて常に見るようにしました。苦手だった算数は、マスターコースのB問題とC問題や夏期講習や日曜志望校別特訓の間違えた問題をひたすら解きました。成績が不安定な理科は6年生と5年生のサイエンスの問題をひたすら解きました。社会は地理・歴史・公民の分野を毎日1単元ずつ解き、苦手な知識は「要点まとめノート」というノートにリストアップし、常に見るようにしました。
秋になり、日曜志望校別特訓のL四天・神女・高槻コースの1組に入ることができました。また、入試の100日カウントダウンがはじまり、より一層不安や焦りを感じました。それでも「今やるべきことはなんだろう」と自分に問いかけながら、1日1日を全力で勉学に励みました。また、浜学園でできた友達と毎週算数の質問を競い合ったり、一緒に塾に行き帰りをしたりして、リフレッシュしながらがんばりました。
そしていよいよ冬。入試直前特訓も始まり、毎日毎日鬼のように勉強し、授業も先生がおっしゃった全てのことをメモを取るなどして、集中しました。私は、第一志望校だった四天王寺中と、併願校の大谷中の過去問を6年分×2周し、信頼していた先生に添削してもらいました。四天王寺中のピンク色のはちまきには、信頼し尊敬している先生方からサインをいただき、お守りとして自分を安心させていました。入試の10日前ぐらいに信頼している先生からお手紙をいただき、そこに「あなたは努力の天才です」と書かれているのを見て「私の今までやってきたことは一つも間違っていなかったんだ」と不安だった心が癒されたことを今でも覚えています。そして午後特訓にも毎日参加し、朝から晩まで浜学園で勉強しました。大晦日特訓の日は四天コースを受講し、4組中1組に入ることができました。「絶対合格する!」と意気込みながらテストを受けました。1組は100傑にのっている子がほとんどだったので不安でしたが、全科目平均点を上回ることができ安心しました。
(入試前日)
「勉強したり自分を安心させたりする時は今しかない!」と自分を限界まで追い込み、14時間勉強することを目指しました。特に苦手だった算数はB問題とC問題の間違えた問題を全問解き、四天の過去問を全て解き直しました。理科や社会は暗記分野や物理や化学の計算を何度も見返しました。夜になり先生からおやすみコールがかかってきて、焦りでいっぱいだった心が安らぎました。最後の最後まで勉強しました。
(入試当日~1日目~)
1日目の午前は本命の四天・医志コースを受けました。緊張しましたが落ち着いて問題文を読み、考えました。午後は大谷の医進コースを受けました。難易度は低めで少し安心しました。
(~3日目~)
午前に大谷2次を受け、その帰りに四天の合否をネットで見ました。結果は「不合格」。体から心が抜けていくような絶望感を覚えました。夕方ぐらいまでずっと泣いていました。けれど、浜学園の先生方のやさしい言葉を思い出し、私の中学受験に関わっていただいた全ての方々に感謝し、気持ちを切り替えました。「今日で受験が終わったんじゃない。明日も清風南海中を受けるんだ!」と前向きになり、1年分4科目解き、何回も見直しました。
(~4日目~)
清風南海のスーパー特進コースB日程を受けました。手ごたえはあり、見事合格しました。うれしすぎて何回も「合格」の文字を読み返しました。
(~4日目以降~)
インフルエンザにかかってしまい苦しかったですが、力をふりしぼって6年分大教大平野の過去問をしました。見事合格し、6校中5校合格、そのうち3校が特待生で合格できました。2月上旬まで進学先は悩みましたが、先生との相談や最難関校に行きたいという思いから清風南海中学に進学することに決めました。
(~最後に~)
これから受験をする方々へ私が一番伝えたいことは「どんなに成績が悪くても、あきらめずに努力し、がんばれば絶対合格できる」ということです! 前向きな気持ちで学んでいってください! また、一生懸命に私を支えてくださったり、質問に応えてくださった先生方、見守り支えてくださっていた事務の方々、そして勉強を教えてくれたお父さん、いろいろなことを支え、協力してくれたお母さんや妹、同じ目標に向かってがんばってくれた友達がいてくれたからこそ合格を勝ち取ることができました。本当にありがとうございました。中学でも、中学受験で学んだことを胸にがんばります。