私は今年、第一志望校であった清風南海中学校に無事合格しました。その実力は、浜学園で過ごした最後の一年あってこそのものだと思っています。
6年生になったばかりの春先のころは、「自分が受験生だ」という自覚はほとんどありませんでした。ただ春期講習のときは、マスターコースと比べて人が多いことで、小さなライバル意識が出て、普段よりもがんばることができました。
学校の夏休みに差しかかると、一気にいそがしくなりました。普段通りのマスターコースに加え、夏期講習と日曜志望校別特訓が始まったからです。浜学園に居る時間が増え、必然的に家での勉強時間も長くなりました。すると、自分の時間と睡眠時間が減り、勉強に対するストレスが増える一方でした。夏休み前よりも確実にいそがしくなり、何度も何度もめげそうになりました。でも、少しずつ上がっていく成績を見て、「この先の自分のためにがんばろう」と努力を続けました。それと同時に、「これが受験生なんだ」と、自分が受験生であるという自覚も芽生えました。
秋ごろになったら、夏期講習が終わったものの、学校行事との両立が難しくなりだしました。学校に居る時間は以前と変わりませんが、運動会の練習があったので、体力的には一番キツかった時期だと思います。この時期は自分でも本当にがんばったと思います。
そして入試直前。3学期の最初の方は学校を休んで、入試直前特訓に専念しました。中でもしんどかったのは最後の3日間。朝から入試直前特訓が始まる夕方までの自習時間は、過去問を解き、丸つけ・やり直し、そして、わからない問題は極力質問する。そのくり返しでした。最後の方では、苦手だった算数も楽しく解けるようになりました。
第一志望校合格は、最後の一年での味わった苦しさあってこそだと思います。最後の一年での貴重な経験をこれから先でも生かしていきたいです。