僕は国語が大の苦手で、ひどいときには算数の偏差値と20ほど差がありました。合否判定学力テストや洛星中プレではいつもB判定、洛星中入試練習でも一度も合格をもらえませんでした。落ちてもおかしくないという不安な気持ちのまま、洛星の入試本番に挑むことになりました。それでも最後まであきらめずに頑張れたのは、過去問で受験者平均点を超えていたことと、解いた過去問に先生が書いてくださるアドバイスを元に、取らなければならない問題で確実に点を取ることに集中できたことからだと思います。
僕は4年生の10月にWebマスターコースから土曜マスターコースに移りました。5年生の7月、公開学力テストの国語が良かったおかげでVSSクラスに上がってからは、復習テストでベストを取ることを意識しながら勉強し、最後までSクラスをキープすることができました。社会は歴史が苦手で、6年生になってからは続けるべきか悩んでいましたが、母が国語も社会も苦手では間に合わないと決断してくれ、6月に思い切って3科にしました。洛星は4科の人のほうがたくさん合格しているので不安はありましたが、負担が減ったことで気持ちが楽になり、前向きに頑張れるようになりました。
夏期講習は難関コースに行きました。理科の基礎固めをきちんとするべきでしたが、僕は3冠達成本でも好きな算数ばかり熱心にやってしまい、国語が伸びないだけではなく、理科も成績が落ちてきてしまいました。9月からは洛星・高槻コースに入り、過去問に取り組み始めてみると、物理と化学の計算分野が弱いことに気づきました。これまでのテストを見て、力学や水溶液といった重要な単元を解き直しました。ファイナルアプローチのテキストで総復習できたことや、暗記分野の踏破で知識分野を固めたことで、過去問の点数もあがってきました。
国語は9月末からHamaxでわからないところを教えてもらい、特に選択問題では何を聞かれているのかということがだんだんわかるようになりました。ようやく国語の偏差値が50を超えるようになり、11月の公開学力テストでM洛南・洛星コース(洛洛)の資格が取れました。アドバイザーの先生には洛星・高槻コースで頑張ったほうがいいと言われましたが、最後のチャンスで洛洛に上がれたことがうれしかったのと、算数を得点源としてもう少し伸ばしたいと考えたので、12月から洛洛コースに移りました。洛洛の算数はC問題まですべてできるように復習しました。理科のテキストは難しい問題も多かったので、過去問で長い文章に慣れることを第一にしながら、解けなかった単元の復習を中心にしました。国語は物語文を中心に、選択問題を落とさないことを意識し、記述についてはとにかく書いて、後から足りないところや文章のおかしいところを確認するようにしました。洛星・高槻コースでやっていた小問スペシャル、暗記分野の踏破、語句マスター1500は洛洛に入ってからも続けました。特に洛星の算数では、基本的な問題を解く感覚はとても大切だと思います。
実は、僕は毎年ピアノコンクールに出場していて、受験もピアノも両方やると決めていました。12月までレッスンに通いながらの受験は本当に大変でしたが、練習したことを本番で出し切るという経験をコンクールで何度もしていたことは、洛星の入試でもあまり緊張せず普段通りに集中できたことにつながったと思っています。
アドバイザーの先生をはじめ、たくさんの先生方のおかげで第一志望の洛星中学校に合格することができました。本当にありがとうございました。