僕は5年生から星光中を目指して頑張っていましたが、6年の9月になってもA判定がとれませんでした。落ち込みましたが、目指す学校を変える決意をしました。いくつかの学校を見ている中、10月に洛星中のオープンスクールに行きました。この時期に学校見学に行って良いのだろうか、と不安でした。しかし、行ってみると、学校の雰囲気も良く、クラブ活動も活発で、生徒の方々が親切ですごく良い学校でした。僕はギリギリの段階で本当に行きたい学校を見つけることが出来ました。
お世話係さんに相談したら、「洛星は、国語が長文で頑張らないといけない」とアドバイスをもらいました。国語が大の苦手だったので、全科目の偏差値が不安定でした。とにかく国語の偏差値を上げるため、毎日長文問題を解いて苦手意識をなくすように頑張りました。入試直前特訓からは洛星コースのあるJR京都駅前教室に通いました。午後特訓は、疲れがたまらないことを優先して受講せず、睡眠をしっかりとるようにしました。10月・12月の洛星入試練習は不合格でした。最後の洛星中プレ入試だけは絶対に受かりたいと思い一生懸命勉強しました。その結果、合格することが出来ました。かなりの自信になりました。
1月に入ると、算数で周りの人が解けて、自分には解けない問題があることに気付きました。僕はずっとS1クラスだったのでC問題をほとんど解いていないことが分かり、C問題を何度も解きました。解けば解くほど自信が出てきて前日特訓ではもう後悔はないと思えました。結果、第一・第二志望ともに合格することが出来ました。
受験を通して学んだことの1つは簡単に志望校を決めてはダメだということです。色々な学校を見て、色々な視点で考えて、決めた方が良いと思います。もう1つは、勉強は人に言われてではなく、自分自身でやらなければ成績は上がらないということです。僕は何とか合格出来ましたが、今考えるともう少し早く気付くことが出来ていたら良かったと思います。