私は4年生の時に浜学園にWeb生として入塾しました。当時は新型コロナが猛威をふるっていたためです。通塾と違いWebはパソコンの前に座ってひたすら授業を聞くだけなので、集中力が途切れることもありましたが、授業は先生が一方的に話すのではなく通塾のものをそのままに流してくれたので、生徒の声や先生とのやり取りなどがおもしろい時もあり、慣れれば大きな苦痛ではありませんでした。ただ周囲に友達がいないので、勉強は自分との闘いという感じが強く、不安になることもありました。それでも自分のペースでできるWebが私には合っていたのか、結局、最後までマスターコースの授業はWebで受け続けました。
私が最もおすすめする勉強方法は「わからないところは、わかるまで理由を考える」です。例えば算数でわからない問題があると、まずは5分、長くても10分以内には切り上げます。答えを出すときに「なぜその答えになるのかの理由をしっかり考える」ということをきちんとしていると、その単元をクリアするまでに時間がかかっても、忘れにくいことに気づきました。植木算を習った時、最初は全くわかりませんでしたが、手を見て指と指の間を調べてみたり、壁に新聞紙をはって間の数の実験をしてみたりと、その時は大変でしたが理解した今では植木算は私の得意分野になりました。こんな風にじっくりと自分のペースでできたのはWeb授業だったおかげだと思います。ただ、6年生の9月からは受験本番に向けて課題や過去問などしなければならないことがものすごく増えてしまい、時間が足りずにこの方法ができなくなりました。そのため自分のペースやリズムが乱れ、成績は下がってしまいましたが、それでもできる範囲で「わかるまで理由を考える」ことを続けたおかげなのか、関学のA日程は落ちてしまいましたが、B日程で合格することができました。
これはおまけですが、テストの時は「解ける問題は絶対に正解して、あとは気楽に楽しもう」くらいの気持ちで臨むことをおすすめします。「絶対に良い点数を取らなきゃ」と思った時よりも、私は良い結果が出せました。人それぞれ性格が違うので、周りの言葉ややり方を聞いて不安に思うこともあるかもしれませんが、自分にあった方法を探しながら「できた」という、小さいけれど一つの自信を積み重ねていくと、気がつけば大きな自信に変わっていくと思います。