私は、4年生から浜学園に通い、第一志望の神戸大学附属中等教育学校に無事合格しました。そこまでたどり着いた私の受験勉強法をお伝えしようと思います。私に取って重要なポイントは主に四つあります。
一つ目は、基礎を何より大切にすることです。マスターコースが最優先、その中でもA、B問題などを優先的にやるんです。もちろん、テストの復習も大事ですが基礎が出来ていれば段々と自然に解けるようになります。私が一つ自慢できるのは、宿題をやらずにマスターコースに行ったことが一度も無いということです。このようなささいなことの積み重ねが必ず返ってきます。
二つ目は、ノートの取り方です。一番いけないのはノートを取ることに集中しすぎて、内容が頭に入っていない、授業中に解く問題を解いていないということです。きれいなノートを作ることも大切ですが、授業中に真剣に理解することの方がよっぽど大切です。私は問題を解いてから先生が自分と違う解き方をしていた場合とわからなかった場合は、何がポイントなのかを考えながらそこの問題を写すという風にしていました。このように自分に合った工夫をしたノートを取ることが大切です。
三つ目は、先生のことです。6年生になってからは特に先生の存在はとても大きなものになりました。アドバイザーの先生は、6年生の後半で決まるのですが、わからないところを教えてくれたり、アドバイスをくれたりします。過去問は、神大附属のような変わった問題の学校を受ける人はなおさら早めからやっておく必要があります。対策を練ったり傾向を掴んだり、いろいろやることはあります。先生はしっかりとサポートしてくれるので、恥ずかしがったりめんどくさがったりはせずに過去問は早めから相談や丸つけを頼むことをお勧めします。
最後は、健康についてです。大切な睡眠や食事は受験直前から気をつければ良いと思っていませんか。この二つを含む生活習慣は記憶力などに数々の影響を与えます。勉強は休養もある程度大事だと覚えておいてください。
これらを含めて、受験で気をつけるべきことはたくさんあると思います。でも、何より重要なのは自分自身の気持ち、です。誰かに言われてでなく少しくらい時間がかかってもいいから自分から始めようと思える気持ち、です。私は6年生で、一時期成績が下がったときに、やばい!と思って自分から漫画とタブレットを封印しました。辛かったけれど、結局勝因になっていると思います。成績が下がっても、勇気を出して原因を見つめ直して対策してみてください。楽しい学校生活を犠牲にしているように感じるかもしれませんが、本番、自分を安心させる一番の薬はまぎれもなくその地道な努力の積み重ねです。