僕は受験生活を通して浜学園に行ったのはわずか数回です。ほかの浜学園生とは少し違った僕の体験が、皆さんの役に立てるとうれしいです。
僕は山口県に住んでおり、4年生の頃から受験を意識し始めました。関西の学校を受験したいと考え、オンラインでの受講ができる浜学園で受験勉強を始めることにしました。しかし最初に受けた公開学力テストの結果は、国語の偏差値は60以上でしたが算数が38という結果で仰天しました。
ここから算数の復習に力を入れて勉強しました。コロナの影響で関西に行けず、公開学力テストはいつも家で受けていたので、ずっとHクラスの授業を受けていました。そして、5年の冬にやっとSクラスになることができました。しかし、Hクラスよりも格段にスピードの速い授業についていけずにあせってしまい、勉強することに嫌気がさしてしまいました。また実際の通塾と違い、宿題を先生に提出することもないため気持ちにゆるみが出てしまいました。
そんな中、夏休みを迎え、Web授業だけでなく、教室に行って2日間だけ夏期講習に参加しました。周りの受験生のレベルの高さに驚き、このままではいけないと自覚しました。そこからさらに苦手な算数の復習に熱を入れ、間違えた問題や苦手な分野を何度も解き直しました。すると算数の偏差値が55を超えるようになりました。
9月から入試本番に向けた日曜志望校別特訓が始まりました。僕も山口県から月に2回は特訓に参加するようにしました。同じような志望校の人とともに授業を受けるうちに、「絶対に負けたくない」という感情が生まれ、いい刺激を受けることができました。10月・11月の日曜志望校別特訓では、毎回ベストに入ることができました。しかし、入試2か月前の附属池田の算数の過去問で4割というひどい結果を出してしまいました。得意の国語も作文がまったく書けませんでした。くじけそうになりましたが、母にテーマを考えてもらって毎日作文を1題書くようにし、先生にも添削をお願いしました。その結果、最後の合否判定学力テストでは、志望校すべてにA判定をもらうことができました。6年生の12月に大阪に引っ越し、入試直前特訓だけは通常どおり参加できました。ここまでで塾に実際通ったのは10回ほどでした。そしてついにやってきた受験初日、緊張しながら試験に臨みました。星光は算数が例年より難しく、結果が心配でたまりませんでした。合格発表日に清風の結果を確認すると、理Ⅲプレミアムクラス合格。ほっとして星光の結果を確認すると、「不合格」でした。この時ほど悔しく、そして悲しかった時はありません。その後僕は星光の結果が頭から離れず、勉強にあまり身が入りませんでした。しかし、4年生のころから相談に乗っていただいた西宮教室の先生に電話で、「君ほどオンラインだけで一人で頑張ってきた子はいない」と勇気づけてもらい、気持ちを切り替えることができました。その後、神大附属と大教大附属池田を受験。結果は合格でした。
この時ほど「浜学園で勉強してよかった」という達成感が生まれた時はありません。
僕が浜学園生の皆さんに特に伝えたいと思うことは2つです。1つ目は合格まであと一歩届かなかった学校のことを引きずらず、気持ちを切り替えて目の前の試験だけに集中するということです。そして2つ目が、たとえ塾に行けなくても、自分を信じて、他の子達に負けない気持ちをもって勉強すれば「合格」は手にすることができるということです。
少し長くなりましたが、これで僕の合格体験記を終わりたいと思います。