僕は3年生の終わりにHクラスで入塾しました。先生たちの授業がとてもわかりやすく、徐々に勉強が好きになっていき成績も上がっていきました。
そして4年生の時にはSクラスに上がることができました。しかしこれから頑張ろうとしていた5年生の初めぐらいに『起立性低血圧調節障害』という病気を発症してしまい、塾の勉強ができなくなり学校すらほぼ行けなくなってしまいました。そんなとき僕はこんな状態で中学受験は成功できないと思い、塾を辞めるか迷っていました。そして塾の担当先生にも何度も相談し、やり遂げたい気持ちを大事に最後まで頑張ってみようと決めました。
6年生になる頃少し体調が戻り、Hクラスで復帰しました。夏期講習が始まるともう後が無いと思い、早朝特訓などで必死に勉強しました。夏期講習が終わると、成績も体調も始まる前よりも格段に良くなり、学校にも行けるようになりました。ただこれまで休んでいた分、時間があまりにもなかったので、自習室で毎日猛勉強するようになりました。調子が良くなったと言っても病気が治った訳ではないので、合否判定学力テストや公開学力テストを1度も本調子で受けることはできず、合否判定学力テストでは最後まで奈良学園中はD判定しか取れませんでした。また、最後のクラス替えでもSクラスに上がれませんでした。
そして前受験が始まり、結果は合格ですごく自信がつきました。そしてついに入試当日になりました。当日は奇跡的に体調が良く、最高の状態で試験を受けることができました。ミスをいっぱいしたので心配でしたが結果は合格!病気で苦しかった分とても嬉しかったです。これから受験する皆さんにも様々な困難があるかもしれません。僕は、病気になってとても苦しかったけれど、それを乗り越えて最後まで走り切れたことが大きな自信になりました。なので、困難に負けず最後までやり遂げてほしいです。
今まで僕を励まし応援してくれた両親、先生、スタッフの方々、病気のことを理解してくれ、支えてくれた友達には感謝しかないです! 有り難うございました。