私は、清風南海中と開明中、大阪桐蔭中を受験しました。
受験1日目は開明中を受けました。過去問では合格点はとれていたし、いつも通り問題が解けたので大丈夫だと思いました。
2日目は清風南海中と開明中を受けました。午前の清風南海中では、国語で苦手な詩が出ました。詩が出ることは予想していたのですが、あまりにも読み取ることが難しい詩が出たのでパニックになってしまい、集中できませんでした。そして、午後の開明中もあまり集中できなくてうまくいきませんでした。
3日目は合格発表です。結果はどちらの学校も不合格でした。そこで、4日目は清風南海中を受験予定でしたが、あきらめて開明中を受験することにしました。いつも通りできたはずの開明中がどうして不合格だったのかを探るために1次の問題をすべて解き直し、丸つけをしてもらいました。すると、途中式も合っていて答えは出ているのに、解答欄に記入する方法が間違っている問題がたくさんありました。不合格の理由は小さな読み間違いが重なってしまったことでした。
その夜、おやすみコール担当の先生から電話がかかってきてたくさん心配してくれました。受験前日には自信を持って話せていたのに、涙声になっていました。電話が終わったあと、明日に向けて勉強をしていると、大きな不安がおそってきました。「どうしよう…どうしよう…」と思いながらも勉強しました。そして布団に入ったとき、不安と清風南海中をあきらめたことが入り混じって涙が出てきました。涙が止まらず泣き続けることしかできませんでした。
そして、4日目。開明中の問題は冷静に解きました。最後の受験を良いように終われるように頑張りました。結果は合格でした。その時はとてもうれしかったです。
これから受験をする人たちに伝えたいことは「冷静さを忘れずに」ということです。入試本番はいつものようにいかないこともあります。しかし、冷静さを忘れなければ、どんなことでも成功できるはずです。このことを私は中学受験で学ぶことができました。