僕は6年生に上がるとき、VSSに上がり、嬉しさのあまり調子に乗ってほとんど勉強をしなくなりました。この時は、まだ大丈夫だと思っていたのです…。
4月に入り、学校の宿題もやらなければいけなくなり、塾の勉強に専念しづらくなりましたが、気を引き締めて取り組みました。すると7月頃まで順調に成績が伸び、夏期講習は最難関コースに入り西宮教室へ通いました。
しかし夏期講習が始まると、これまでとは比べものにならないほどの宿題が出ました。それに、最難関コースの宿題は難易度も高く、やってもやっても終わりが見えなくなってきました。マスターコースに加え、夏期講習と日曜志望校別特訓でどんどん追い詰められていきました。そこから今まで見たこともないぐらい成績が下がっていきました。一般的には夏休みに伸びると言われていますが、僕は伸びませんでした。原因は、自分の本当のレベルよりもはるか上のクラスに背伸びをし過ぎてしまったからだと思っています。
9月になり日曜志望校別特訓が始まり、さらに宿題が増えました。でも夏休みほどではないです。ここでがんばれば夏休みで遅れを取ってしまった僕みたいな人でも巻き返すことができると思います。
10月、それでも僕は巻き返しきれず、マスターのクラスはSHSに下がってしまいました。そして11月、日曜志望校別特訓のクラスを甲陽コースから三田学園コースに変更することにしました。
三田学園コースでは1組に入り、宿題や復習テストでも手応えを感じられるようになり、調子を取り戻しました。僕が自分史上一番伸びたと感じたのは、入試直前特訓が始まってからです。
毎朝6時には起き、計算テキスト・小問・語句・理科の暗記を欠かさず繰り返し、夜は11時頃までご飯とお風呂以外はずっと勉強の日々でした。この時に伸びたのは、受験を意識していることはもちろんですが、これまで積み重ねてきた努力がようやく力になったからだと感じました。
僕は最終的には三田学園Sコースに合格しましたが、夏休みに背伸びをし過ぎなければ違う結果だったかもしれないと少し後悔があります。
でもいろんな苦しみに耐えたからこそ努力が実ったと思っています。そしてその苦しみは家族が支えてくれたから乗り越えられたと思います。復習ノートを作ってくれたり静かに見守ってくれたり、家族みんなが協力してくれました。
僕はまだ人生の先が長いので、1つ1つしっかりと学んでいきます。
みなさんは、今からどんな学びをするのでしょうか。悔いの残らないよう志望校合格に向けて、がんばってください。