私はこの度、憧れの洛北高等学校附属中学校(以下、洛北)に合格することができました。この合格体験記が少しでもみなさんのお役に立てればと思います。
私は4年生で入塾したものの、目標というものがなく、ただただ宿題をこなすだけの状態でした。そして5年生から6年生の中頃までそれが続き、時に苦手な算数の宿題をさぼってしまうこともありました。この時公開学力テストでは得意な国語と社会のおかげで偏差値60前後はとれていたものの、入試が近づきいざ過去問にとりかかると算数の問題に全く歯が立たなかったうえ、このころから算数の成績がどんどん下がりはじめたため、私は危機感を覚えました。そこで、姉の受験の時からお世話になっていた算数の先生に教育相談し、6年生の算数のB問題を最初からやり直すことにしました。この時、すでに入試まで100日を切っており、もっと早くからていねいに問題に取り組んでいたらと今では後悔しています。そうしてB問題のやり直しが終わった頃、公開学力テストでは100傑に入り、偏差値も63や64と高い数値を出すことができました。また、復習テストにもこの頃から力を入れるようになり、Vクラスにあがることができました。この時、努力は本当に裏切らないのだと実感し、勉強を苦痛に感じないようになりました。そして入試直前特訓も無事に終え、いよいよ入試当日。適性をみる検査では時間配分がうまくいかずあせってしまうこともありましたが、前日の夜に先生方からかけていただいた「おやすみコール」での励ましの言葉を思い出してなんとか最後まで力を出し切ることができました。
最後に洛北の先輩として、また元受験生として様々な助言をくれた姉や、大量の過去問の添削をしていただいた先生方、そして最も近くで見守ってくれた父母がいたからこそ、私はこの受験をなんとか乗り越えられたのだと思います。本当にありがとうございました。