私はこの春、無事に第一志望である啓明学院中学校に合格することが出来ました。しかし、受験勉強において全く後悔が無いわけではありません。
一番の後悔は、理科の暗記を徹底的に始めるのが遅かったことです。啓明学院中学校の入試問題では、5割を暗記で取れます。5割よりも多いかもしれません。なので、暗記分野、特に生物分野の勉強は早めにやる方がいいです。私は暗記をおろそかにしていたので、直前期に苦労しました。特に、一回目の過去問を解いて、これはまずいと感じました。「暗記をしていれば解けたのに」という問題が、あまりに多すぎたからです。それからは必死でした。暗記ノートを作って何度も復習しました。両親にも手伝ってもらって、本当は直前期までには頭に入れておくべき知識を、1ヶ月弱で必死に覚えたのです。暗記をしっかりやることで、本番に自信を持って臨むことが出来たと思います。ただ私の場合は、それが遅すぎたので、皆さんには早めにやることをお勧めします。
もちろん、本番ですべての問題が暗記で解けるわけではありません。啓明学院中学校の入試問題では、選択問題とセットになった記述問題が毎年一題出題されます。記述問題の方では、選択問題でその答えを選んだ理由や根拠を「論理的に」説明することが求められます。ここでは、どの記号を選択したかに関わらず、自分の考えをしっかりと書けているかが見られます。そして、論理的に自分の考えを説明するには、暗記の積み重ねによる正しい知識が不可欠です。ここで大きく点数が動くので、この問題を白紙にしないためにも、暗記は大切にした方がいいです。
こうして私は努力を重ね、合格を手にすることが出来ました。この体験記が、読んでくださった皆さんの役に立ったら幸いです。最後に、2年半もの間支えてくださり、合格へ導いてくださった浜学園の先生方、事務員の方々、本当に有難うございました。