本日はこのような盛大な合格祝賀会にご招待いただき誠にありがとうございます。この度浜学園を卒業した6年生を代表してご挨拶させていただきます。
2年生の終わり頃、僕はテレビの報道番組で灘中学校のことを知りました。その時母に「僕はこの中学校に行きたい」と言いました。母はとても驚いて「行きたいと言って行ける学校じゃないのよ」と言いましたが、僕は絶対に灘中学に行くんだ!と強く思いました。その当時は中学受験というものをよく分かっていませんでしたが、その時の強い気持ちは今もよく覚えています。
そして3年生の5月。灘中文化祭に初めて行き、灘校の素晴らしさを感じるとともに灘中への思いはますます強くなりました。どの塾に入るか迷い、色々な塾のテストや体験授業を受けていく中で浜学園の夏期講習を受講しました。副理事長先生の授業を初めて受けた時は授業の難度に加え、皆の問題を解くスピードなど全てが衝撃でした。レベルの高いメンバーの中でレベルの高い授業を受けられる浜学園で学習すれば自分も賢くなれるのではないかと考え、3年生の12月に入塾しました。
4年生の時は成績が安定せずとても悔しい思いをしました。でもいつか上位に行きたいとマイペースで努力を続けました。僕は長時間勉強するほうではないのですが、宿題を後回しにせず、やるべきことをすぐやり、短時間で集中して勉強することを心掛けました。
5年生になると毎日の勉強に成果が出て公開学力テストや復習テストの成績が安定してきました。しかし、第1回灘中チャレンジテストでは良い成績を取ることだけを考えてしまい、欲が出てそれが焦りとなり、問題の取捨選択が上手くできず不合格となってしまいました。今思うとこの苦い経験が入試本番で活かされたように思います。
6年生では憧れであったV0クラスに入ることができました。V0クラスの授業は内容が面白くとても楽しかったです。そして、何より同じ志を持つ仲間と同じ時間を過ごし、共に学び合えたことが僕にとってかけがえのないものとなりました。通常授業に加え、特訓やイベント等もありハードスケジュールで疲れた時でも、友達が頑張っていると思えば自分も頑張れました。
そして睡眠をしっかりとり体調管理をして、日々こつこつと勉強を積み重ねるうちにあっという間に入試本番の日を迎えました。自分でも驚くほど落ち着いて入試を受けることができました。ミスもありましたが僕の灘中への強い思いと不断の努力、そして認め合える仲間と合格という目標に向かって一緒に突き進んでいけたことが僕を合格へと導いてくれました。
浜学園の先生方。いつも面白い授業で学ぶことの楽しさを教えてくださり、ありがとうございました。嫌いになりそうだった「場合の数」も先生方のおかげで面白さを感じることができました。
スタッフの方々。時には優しく時には厳しく僕たちを支えてくださりありがとうございました。浜学園で共に学んだ仲間たち。ありがとう。皆のことは一生忘れません。
お父さん。いつも面白いことを言って僕を笑わせ、リラックスさせてくれてありがとう。入試当日も面白画像で笑わせてくれたおかげでさらにリラックスできました。
お母さん。塾への送迎やお弁当作りをありがとう。長時間の授業で疲れた時に食べるお弁当は何よりも美味しく元気が出ました。
僕を支えてくださった全ての方々に感謝いたします。中学生になっても高い志を持ち目標に向かって前進していきます。