本日はこのような盛大な合格祝賀会にご招待いただきまして誠にありがとうございます。
この度浜学園を卒業した6年生を代表いたしまして、ご挨拶させていただきます。
僕が浜学園にお世話になったのは、はまキッズの頃からです。はまキッズには3才頃から通いました。色々なパズルをしたり、立方体のスポンジを切断したりと楽しい授業でした。というよりも、僕にとっては遊びの延長でした。しかし、今思えばその遊びが、僕が立体図形の問題が好きであるということにつながっているのかなと思います。
浜学園には小学1年生の時に入塾しましたが、3年生の時に4年生に飛び級をしました。4年生までは土曜マスターコースと最レ算数、灘中合格特訓を受講しました。
1回目の6年生はなかもず教室で受講しました。6年生の1回目は、やはり受験生という自覚が全くなく、ほとんど宿題もせず楽しく塾に通っていました。最レ算数は上本町教室で受講したので、優秀な6年生に交じって勉強することができました。自宅ではほとんど勉強しない僕でしたが、浜学園での授業中は集中していたと思います。なかもず教室ではお世話係さんに「中くん、計算テキストはいつ出すの?」と毎日のように注意されていました。今考えてみると、いつも気にかけてくださり感謝の気持ちでいっぱいです。
2回目の6年生、つまり受験学年は、上本町教室ですべての授業を受けるようになりました。上本町教室は僕の家からは遠く、木曜日の理科の授業には毎回10分以上遅刻していました。毎回復習テストは10分くらい短い時間で解かなければなりませんでしたが、これも今ふり返れば時間短縮の訓練になっていたのかも知れません。そして遅刻してもいつも温かく見守ってくださった理科の先生、ありがとうございました。
2回目の6年生も、やはり宿題をしませんでした。しかし、Ⅴ0プリント、特に国語と算数2ndのⅤ0プリントはまじめに解きました。国語のⅤ0プリントは、先生に添削していただけるのがうれしかったです。算数2ndのⅤ0プリントは灘中の過去問以外でも色々な算数のおもしろい問題を解けるのがうれしかったです。
夏休み期間になると夏期講習、マスターコースと毎日忙しい日々が続きました。またミッドナイトも始まり、帰宅した頃には日が変わっていました。ミッドナイトの日の帰りは父とラーメン屋さんでラーメンを食べて帰ることもあり楽しかったです。
こんな僕が灘中に合格できたのは、浜学園での実戦テストや演習がたくさんあり、まわりにも優秀な友達がたくさんいたからだと思います。
僕が特に好きだったのは灘猛特訓です。テストの点数ごと、教科ごとに席順が入れ替わるのも楽しかったです。入試直前特訓は朝から晩までずっと浜学園で過ごしましたが、自宅で勉強しない僕にとってはちょうど良い環境で勉強ができたと思います。
受験勉強が好きな人はそれ程多くないと思います。そして何時間も続けて一人で勉強するのは苦痛であるかも知れません。でも、浜学園にはたくさんの良きライバルであり、同じ目標に向かって頑張っている仲間がいます。受験は最後は一人で戦わなければならないけれど、すばらしい仲間と競い合い、はげまし合える環境が必要だと僕は思います。
僕はどんなテストや模試でもあまり緊張しないし、海陽中等教育学校と函館ラ・サールの受験日には父が受験会場を間違え、ぎりぎりの到着でしたが、特に緊張しませんでした。しかし、灘中一日目の前日、ホテルに泊まっていましたが、いつもと様子が違う僕を心配して父が自宅にいる姉に電話をかけるように勧めてくれました。電話に出た姉は、おもしろいことを言って僕を笑わせてくれました。おかげで少し緊張が解けました。
その後、浜学園の先生方からのおやすみコールで勇気づけられ、ぐっすり眠れました。そして僕は合格を手にすることができました。
浜学園での楽しかった日々は、僕たちの財産となることでしょう。最後になりましたが、浜学園学園長をはじめ先生方、スタッフの方々、僕を支えてくれたすべての人たちに感謝をしたいと思います。本当にありがとうございました。