私の受験勉強には大きな後悔がある。6年生の9月ごろまで宿題をきちんとやっていなかったことだ。私の第一志望は履正社中学校の特待生だった。結果からいうと、特待生は取れなかった。明確な理由はわかっている。まともに宿題をやっていなかったことである。一番勉強を怠っていた夏頃は、クラスも下がってしまった。クラスが下がったことがきっかけで宿題をやるようになり、クラスも上がったが、それでも今までやっていなかった分の差は大きかったのだろうか、気づいた時にはもう手遅れと言っても過言ではなかった。唯一の救いは、国語はもともと得意だったため、苦労することなく常時偏差値50をキープしていたことだ。しかし、算数と理科が壊滅的だった。後から大切になってくる基本を習う時期をおろそかにしたのだから当然といえば当然だった。基本をやり直そうとしたが、普段の宿題との両立はむずかしかったので、最終的には過去問を解くことと、その間違えた問題のやり直しや苦手単元の克服に専念した。ある程度の苦手克服はできたものの二年間も宿題等をおろそかにしていたため、算数は理科と比べてもSHHクラスの最底辺だった。正直なところ、頑張って苦手克服などに努めたが常にクラスでも最底辺だし、公開学力テストでも、偏差値は32~38ぐらいしかなかったことから理科に対しても苦手意識を持っていたのは確かだが、算数は特に苦手意識が強くなっていった。そんな苦手意識から、心のどこかで算数は周りの人たちに追いつけないと思っていたから、算数の勉強は気が乗らなかった。たらればを言っても仕方ないのはわかっているが、今でも受験4ヶ月前まできちんと宿題をしなかったことを後悔している。