僕は、5年生の春に入塾しました。初めての公開学力テストは40台前半の偏差値でした。そこから算数・理科・社会はノートをしっかりとり、演習を繰り返していました。国語はずっと苦手で問題から逃げていました。そのため6月の公開学力テストでついに30台を切る偏差値をとってしまい、泣きました。なかなか国語の成績は上がりませんでしたが、算理社は40台後半~50台を行ったり来たりしていました。そしてようやく10月からSクラスにあがりました。
6年生になり、どんどん国語を勘で解くようになってしまいました。その頃理社は偏差値60を超えることもあり、理科の最高レベル特訓も受けられるようになりました。過去問は10月ごろから始めましたがなかなか時間が取れず、友達の助言もあり最後の2か月を土曜マスターコースに変更し、5年生のときの先生の授業が受けられるようになりました。僕は嬉しくて毎週土曜日が楽しみでした。11,12月は平日過去問をできるだけ解き、先生に見てもらい、アドバイスをもらっていました。
12月に土曜マスターコースが終了し、一番初めは海陽の入試でした。本校で受験したため模試よりも人が少なく、緊張はそれほどしませんでしたが結果を見るときにはドキドキして緊張しました。結果は合格。次は第一志望の西大和の東海会場、そして愛光の本校受験、一週間後に白陵を受験しました。西大和はわりとできた感触がありましたが残念ながら玉砕。愛光は西大和の次の日だったので移動に時間がかかり、疲れ果てて試験当日にお母さんとともに寝坊するという大失態をしてしまいました。起きたら集合時間の1時間前でお母さんと二人でパニックになりました。タクシーも全部予約がいっぱいで捕まらず、転がるようにホテルを出てコンビニでおにぎりを二つ買い、ちょうど来た市電に急いで乗ったら行先が違っていたため一度降り、また次の市電に乗り継ぐという悲惨な状況でした。なんとか松山駅までたどり着き、タクシーに飛び乗り愛光まで行きました。途中タクシーの運転手さんに「大丈夫、間に合うよ。きっと合格するよ」と励ましてもらい集合時間ちょうどに愛光に到着し、何とかギリギリ間に合いました。ただ一番初めの国語は全く手応えがありませんでした。得意の理科はかなり手応えがありましたが、全体を通して受かったという自信は全くありませんでした。お母さんの話では、僕は顔面蒼白を通り越して放心状態で学校から出てきたそうです。僕はもう落ちたと思っていたので寮も見ずに帰ろうと思いましたが、お母さんがここまで来たのだから見て帰ろうと言うので見て帰りました。
愛光の合格発表はなかなかログインのボタンを押すことができませんでした。やっとの思いでボタンを押すとそこに合格の二文字があり、本当に嬉しかったです。
白陵は愛光に合格をもらえたことで心にゆとりを持って受けることができました。白陵中学入試当日に盛大な浜学園の先生方の激励を受けることができ、とても嬉しかったです。3科だったので心配でしたが結果は合格。とても自信になりました。
愛光と白陵でどちらにしようか悩みましたが、校舎が新しくてとても綺麗だったことと、寮生が一学年60人前後と多いので楽しそうだと思い、愛光を選びました。
そこから東海の入試まで塾で勉強を続け、その甲斐あって東海も合格することができました。
最後に究極の選択が待っていました。地元愛知県では男子最高峰の東海と寮のある愛光のどちらに進学するのか。普通なら東海を選ぶと思います。でも僕はどうしても寮のある学校への憧れがあったので愛光へ行くことを選びました。
これから受験をする皆さんに言いたいのは、今までやってきた勉強は決して自分を裏切らないということです。毎日計算や漢字から逃げずにやり遂げてください。僕のように万が一寝坊をしても、落ち着いて行動すれば大丈夫です。1科目できなくても他で挽回できるのであきらめないでください。そして何より浜学園の先生を信じてついて行ってください。
最後になりますが、ぼくが大好きな3人の先生。そして受験直前に担当になったにもかかわらず、最後の最後まで僕を支えてくださった事務員さん。本当にありがとうございました。