私の入試は１月８日の岐阜東中から始まり、翌日の鶯谷中ともに特待で合格することができました。家庭の事情で「特待で」「地元の私立へ」が条件だったため、関西統一入試日直前までどちらに進学するべきか迷い、悩んでいました。浜学園の先生にも相談して期日を決められたことで決心がつき、四天王寺中、西大和学園中の受験に臨みました。四天王寺中の出願時にもコースのことで迷いましたが、私は地元の私立へ特待で合格するために、さらに上のレベルを目標にやってきたのだからと医志で出願することにしました。四天王寺中は夏に学校説明会に行った時に「通えるならここへ通いたい」と心から思えた学校でした。だから合格発表で自分の番号を見つけた時は本当に嬉しかったです。四天王寺の近くのお店の方に「ここへ通った(合格した)ならどこの学校行っても上を目指せるから頑張ってな！」と言われたことで東海地区の残り３校全て受け切り、合格で終わりたいと思いました。
　しかし調子に乗りすぎたのか南山中女子部の時は今思うとどこかで油断していました。得意なはずの国語で思うように答案が書けず、それをその後の科目まで引きずってしまいました。３日後…届いた封筒はとても薄く一目で不合格だとわかりました。でも同封されていた南山中女子部の校長先生からのお手紙を見て「泣くのは今日だけ」と決め、その日から前を向くことができました。この悔しさを晴らせるのは滝中の特待合格だけ。１８００人近く受験して特待はたったの３０人…南山中女子部に不合格だった私には無茶なのは誰の目に見ても明らかです。それでもやるしかない、それから５日間これまで浜学園で使ってきたテキストをやり残しがないか、もう一度やっても解けるか、何度も見直す時間に充てました。過去問の分からなかったところは全て解消して２月５日を迎えました。算数が思ったよりできていたと思っていたら、周りの友だちが「満点かも」「理科も簡単だった」と言っていたので不安なまま３日後を待ちました。そして合格発表、合格通知書の名前の下の「特待生合格」の文字が目に入った瞬間、嬉しさよりも驚きの方が大きかったです。初めの入試日からちょうど１ヶ月…でもそれで終わりではありませんでした。翌日南山中女子部から繰り上げ合格の電話をいただきました。
　こうして私の入試は６校合格で終わりを迎えましたが、このような経験をさせてくれた浜学園のみなさん、友だち、家族には感謝しています。ありがとうございました。合格をいただいた学校、どこもそれぞれ魅力のある学校ばかりです。それらの学校に進学する人たちと６年後の大学受験で良きライバルとして勝負できるように、私も進学先の学校で夢に向かって頑張ります。