【中学受験】佐藤ママが語る!国語の長文問題 本文と質問文のどちらを先に読む?佐藤家の戦略
4年生からは時計を見ながらの時間配分など意識させるようにした方がよいでしょうか。
また、テストの際に佐藤さんがお子さまたちにされていたアドバイスがありましたら教えてください。
国語のテスト中の子どもは・・・
国語の長文問題はダラダラ読んでいたら全然解けません。よく1番目に長文の問題が出題されることが多かったと思います。そうすると子どもたちは、まずその1番目の問題から解き始めます。子どもたちにとって難しめの内容で、読み込めば読み込むほどわかってくるので、子どもたちは頑張って読むのですが、そうすると、とても時間がかかってテスト時間内に解ききれなくなるのです。
テスト時間内に解ききれないのでは意味がありません。時間内に終わらせるのがテストですから。
戦略を立てて最終問題にたどり着こう
我が家の場合は、子どもたちとテストの問題用紙を見直して、例えば1番が長文・2番が漢字・3番が知識問題・4番が詩や和歌・・・という出題であったなら、「まず漢字を先に解いておこうか。漢字は5分で解こう」「次に知識問題を5分で解こう」と言っていました。
その2つで合計10分ですから、残りは40分あります。ただし長文問題は本文を読むのも含めて20分かけずに5分でこなそうと話すなどして、時間配分を考えていました。テスト時間内に最後の問題までたどり着けないのは、戦略不足だと考えていました。
テストは国語でも算数でも何でも、最後の問題が一番やさしかったりする印象です。最後の問題にたどり着いて答えを書いていたら正解だったのに・・・ということも結構あるのです。そこにたどり着けないのは戦略不足なのですよ。
問題の本文が長ければ長いなりに戦略を考えて、たどり着かないといけません。
国語の長文問題の永遠の問題
特に関東方面の国語の長文問題が長くて難しい印象です。そういう場合の戦略として、いつも話題に出るのが、「本文を先に読むか」「質問を先に読むか」です。
つまり先に本文を全部読んでから質問に取りかかるか、質問に先に目を通してから本文を読むか、なのです。
我が家の中学受験の時も、塾のある先生は「本文を読んでから質問にいきなさい」と言い、ある先生は「質問を先に頭に入れてから本文を読んだ方が早く解ける」と言っていたので、結局、家族で話し合ったのです。これは究極の問題です。
例えば「今回のテストは本文を読んでから」「次のテストでは質問から読む」など試行錯誤をしていてはテストで点数が取れません。やはり方針を決めておこうと家族で相談しました。
大人はわりと読める文章でも、子どもたちは知らないことだらけなので詰まりながら本文を読みます。そうすると読み終えても、子どもは「何の話だったっけ?」となりがちです。それだけ子どもにとって難しい文章が出題されているのです。
そうなると次に質問に移った時に、質問は文章の細かなところを突いてきますから、子どもはまた本文に戻るわけです。質問はいくつもありますから、その都度、本文に戻ることを繰り返すという・・・。
佐藤家の戦略
我が家では「先に質問をざっと読む」という方針にしました。その方が本文を把握しやすくなると考えたのです。
ただし、この時点では質問をじっくりは読みません。あくまでも目を通すだけ。そして「質問で何を聞かれているのか・・・ということを頭に入れてから本文に戻ろう」という戦略を家族皆で考えました。もちろん問題によっては、本文が簡単であれば先に読んでおいて解くなど、子どもたちは臨機応変にしていました。
印をつけながら読むことの大切さ
特に本文の長い長文問題では先に質問に目を通して、例えば質問の中に主人公「太郎君」の名前があれば、まず質問の「太郎君」に丸をつけるのです。
そして2問目に例えば「時代はいつですか?」と書かれていれば「時代」に丸をつける・・・ということをしていきます。
質問も数が多いです。おそらく子どもたちが最後まで質問に目を通すのに2分30秒ほどかかるでしょう。
それから本文に戻ります。本文は長いですが、先に質問で見た「太郎君」などが頭にありますから、主人公や時代はつかみやすくなっています。さらに本文に戻って読むときにも、本文中の「太郎君」をはじめ登場人物や、時代を表す言葉に見やすく丸をつけながら読んでいくのです。
読みながら本文に印をつけておくと、読み直す必要がある時にも該当箇所を探す手がかりになります。印をつけない、まっさらな状態で読み直すとなると、初めから全部読む必要がでてきます。それは時間がムダになってしまいます。
国語の長文問題は、印をつけながら読むことがとても大切です。
そうして読むうちに、先に読んだ質問が頭に浮かんで「ここか!」となります。そうしたら、その文章の上に例えば「問一」などの印をつけてもいいし、そのまま解答欄に答えを書いてもいいです。ひとまずざっくりと書いて、後から整えてもかまいません。
本文全部を読まないと問一が解けないということは、ないのです。長文問題の質問は部分部分でちょこちょこと出題されていますからね。解きながら読んでいけばよいと思います。
このようにして10分ほどで本文を読み、10分ほどで解答を仕上げるように意識してテスト時間内に間に合わせましょう。
これができるようになるには練習が必要です。最初は、子どもに好きにさせてみてください。そうすると子どもは、むやみやたらに印をつけるでしょう。でもテストや宿題で練習していってください。やっていくうちに、だんだんと印をつけるのが上手になっていきます。
テストは時間配分が命
テストにおいては時間配分を完璧に意識しておかねばなりません。時間配分が命です。日頃から時間配分の練習をしておかないと、入試本番だけではできません。
国語であれば、日頃のテストを見返して「長文は15分くらいしか時間がなかった」など振り返り、ならば宿題の長文問題も15分で解くようにしていくのです。問題を解く時間の長さをテストに合わせていかないといけません。このようにして時間配分を身につけていきましょう。
我が家は「理科の時はこう」「社会の時はこう」「算数はこう解いていこう」など戦略を決めていました。
間違いのあったテストこそ役に立つ
一回受けたテストが返却されたら、その答案用紙の間違えたところを見直して「なぜ間違えたのか」「これを間違えないようにするにはどうしたらよいか」「どのように時間配分をまちがえたのか」など親子で詳細に精査して「次はこうしていこう」と方針を決めていました。
そうすると結局、テストの点数は気にならなくなっていました。実は100点のテストからは得るものがないので役に立たないんですよね。いろいろと間違えているテストの方が役に立つのです。
子どもが前向きになるように
「テストは点数をつけて返却されるからイヤだ」「親が怒るからイヤだ」というような、子どもが後ろ向きになるのはダメです。最後に入試で点を取ればよいので、それまでは保護者はあまり点数にこだわらず、返却されたテストから親子で一緒に戦略を立てるなどしていくと、子どもも前向きになります。
テストを、このように使って、役立てていっていただきたいです。
POINT
- テストでは最後の問題にたどり着けるように戦略を立てる
- 問題を解く時間配分が重要
- 国語の長文問題では、必ず本文に印をつけながら読む
- テスト返却時は間違いの多いテストこそ役に立つと思って受け止める
- 返却されたテストから次への戦略を立てると、子どもも前向きになる
※このコンテンツはYouTube佐藤ママチャンネル(https://youtu.be/np36mrm3za8?si=V7LEPYyvuD1KYIHA)を参考にまとめています。
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