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中学受験ニュース

小3から通塾中です。共働き家庭での、毎日の課題に取り組む際の時間配分と親の関わり方を教えてください。 我が家では算国理社を1週間のスケジュールに落とし込んで勉強していますが、結局、解きっぱなしで終わってしまい、特に算数と、漢字以外の国語の復習がしっかりできていません。
子どもは最難関校に憧れていますが、なかなか総合点が取れず、わからない問題があっても反抗期なこともありイライラして雑に答えを見て終わりです。
親が共働きで関わる時間も限られるので、もう少し仕組みづくりをして、なんとか軌道に乗せてあげたいと思っているのですが・・・。

共働きが一般的な世の中に

 男女ともに社会に出る世の中になりましたから、お子さんを通塾させている共働きのご家庭も一般的です。
きっと保護者の方も、どこかで、お子さんに「申し訳ない」という思いをおもちになっていたりするのでしょう。しかし、こういったことは、それぞれのご家庭の環境によるものなのです。

子どもが小さいうちは完全に手を離さずにいたけれど、4年生くらいから共働きの勤務時間を増やしてみたり・・・という家庭も多いかと思います。

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見てあげられないことに罪悪感をもたないで

 ご質問者の方はもしかしたら、保護者が子どもの横について勉強できている家庭を「いいな」と羨ましく思われているかもしれませんが、入試の時には、これがうまくいくとは限りません。試験の時には保護者がずっと横につき続けられないのですから。
また学年が上がれば反抗期もきますから、横についていられない状態になることもあります。
共働きをしていたり下に弟妹がいたり・・・というように、様々に家庭の形が違うだけなのです。
なんとなく「働いているから勉強を見てあげられない」という意識をもってしまうので、悩ましく思うのでしょう。しかし下に小さな弟妹がいることで同じような状況になったりもするのです。

スケジュールは親子一緒に作成

 ご質問に「スケジュールに落とし込んで勉強している」とありますが、保護者が作ったスケジュールで子どもに「やっておきなさい」というのではなく、お子さんと一緒にスケジュールを作ってください。

子どもが4年生くらいだと「普段、勉強を見てあげられないからスケジュールを見てあげたい、作ってあげたい」と保護者は思いがちかもしれません。しかし、そうではなく、子どもと一緒に作ってみてください。

そうやって、ぜひ「時間の取り合い」をしてください。それはつまり、保護者が「勉強させたい時間」と子どもが「自分で決めた勉強をしたい時間」の取り合いです。
子どもは、塾に行っている以外の時間で課題をこなさなければなりません。保護者がスケジュールを作ってしまうと、ついつい隙間時間にもいろいろな計画を詰め込みたくなります。そうすると、子どもは「できなかった」「できなかった」「できなかった」・・・の繰り返しになってしまうのです。しかし子ども自身にスケジュールを作らせたら、今度は長時間、同じ勉強をしてしまったりします。「長く勉強していれば文句ないだろう」と思うわけです。けれども、これもいけません。

保護者の役割は「なぜできなかったのか」の確認

 最終的には、中学入試でも一つの科目で60分以上という試験時間の学校は、ほとんどありません。そのように緊張する場面でも60分というのが、小6生の緊張の持続としては限界なのです。6年生ですら、そうなのです。ということは、そんなに長い時間の計画を立てるのではなく、30分くらいからで十分だと思います。これで、どこまでやるか・・・というところを計画立てて1週間やってみるとよいです。
そして保護者は帰宅してから、子どもが勉強した分量や内容などを確認するのです。

全ての家庭が、子どもの横について勉強を見られているわけではありません。5年生になったら、保護者が働いていようがいまいが、子どもの横にくっついて勉強させるわけにもいかないのです。
どこかで自分で勉強するようにしなければなりません。その時に、保護者に与えられた計画ではなく、子ども自身もきちんと参加して立てた計画でやっていただきたい。
そして保護者は帰宅したら、子どもがやった勉強を見るのです。そしてテストなどがあったら、その点数を見るのです。

その時に「できたの?」「できなかったの?」ではなく、「この問題ができなかったのは、なぜか?」というところを、きちんと見ていただきたい。

こういうことをするのは、週末の土曜日でもよいです。それぞれのご家庭で使える時間も異なりますから。
なんとなく自分の家だけ時間が無くて、よその家には時間があるような感覚になりがちですが、そんなことはありません。兄弟姉妹の人数や保護者の方の状態によって、皆バラバラです。

4年生からは自分で歩き出せるように

 ただ4年生くらいになると、ある程度、自分で歩き出すように少しずつ仕向けないといけません。ということは、入口と出口・・・つまり計画の段階と「勉強した」という成果、保護者がこれらをちゃんと見てくれるのだということを、子どもに4年生の頃から思わせればよいのです。

当然、子どもですから、それほどきちんと計画どおりにできるわけがありません。その時に単に責めるのではなく、または「横について勉強を見られなかったから、できなかったんだ」と申し訳なく思うのでもなく・・・という態度でいてください。
子どもに「中学受験をさせてあげている」のであって「勉強していただくのではない」のです。

子どもの力を信じて、正しい評価と適切な対応を心がける

 子どもだから、うまくできないこともあります。しかし「親はそれを『今度こうしよう』と前向きに変えていってくれるんだな」と子どもに思わせるように仕向けないといけません。

いい加減に勉強していてもスルーしたり、きちんと勉強しても怒るだけだったりする保護者だと、子どもは抜け道を探すことしか考えなくなります。

保護者の方も働いておられる中で、正しい評価を子どもに対してしていただきたいです。
そしてご自身の家庭だけでなく、さまざまな家庭環境があることもご理解ください。

大人になり切っているわけではない子どもたちは失敗もします。それに対して、忙しくてついイライラすることもあるでしょう。みなさん失敗しながら工夫しながらやっておられます。
けれど、そうしていると必ず子どももうまく添ってきてくれます。理不尽なことをしない限り、子どもは真っ当に進みます。

計画を立てたり協力したり、成果をきちんと見たりして、次にどうしていくかというのを一緒に考えてあげれば、子どもは寄り添ってきます。子どもの力も信じてあげてくださいね。

まとめ

  • 共働きで勉強を見てあげる時間が少ないことに対して罪悪感をもつ必要はない
  • スケジュールは子どもと一緒に作る
  • 保護者は、子どもが勉強した分量や内容などを確認する
  • 問題ができたかできなかったかではなく、「なぜこの問題ができなかったのか」というところをきちんと見る
  • 4年生からは、子ども自身で勉強に取り組めるように寄り添う
この「それ浜学園がお答えしましょう!」では、灘中合格者数、7年連続90名超え(2025年2月実績)を達成した「浜学園」の松本学園長が、中学受験や子育て情報をお届けします。

※このコンテンツはYouTube【中学受験】進学教室浜学園チャンネル(https://youtu.be/KOncaLJPcBQ?si=y8zHsQVb4GRoCWFK)を参考にまとめています。