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勉強のスケジュールはいつまで親が立ててあげるべきなのでしょうか。高学年になると「子どもに自分で勉強を管理させるべき」という意見もありますが、本当に子ども任せで大丈夫なのでしょうか。

中学受験の時期は距離感の変化の過渡期

受験、特に中学受験を経験した保護者の方にとっては、どこかで悩んだことのある問題でしょう。勉強量が多いため、バタバタしているうちに中学受験が終わった、という結末になることもあるかもしれませんが、今一度考えてみてください。

例えば、小学校受験の時には子どもは自分でスケジュールを立てることが一切できません。では、高校受験の時はどうでしょう。中学3年生の子どものスケジュールを保護者が立てていると聞くと、少し変に感じる方もいるかもしれませんね。大学受験に関しては、言わずもがなです。
中学受験のタイミングは、それらの間に位置します。子どもが自分でスケジュールを立てたことのない入学当初から 、親が手を出すことができなくなる中学生までの6年間がちょうど小学生時代なんですよね。

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少しずつ子どもの手を離す

 
ただ、子どもが中学生になったからといって、突然、保護者が手を離すわけにはいきません。小学校の6年間の中で、保護者は子どもへの関わり方にグラデーションをかけていく、つまり少しずつ関わり方の程度を変化させていく必要があります。そして大人は6年間で大きく変化することはありませんが、小学生は6年間でかなりの変化を見せます。ですから、どのタイミングで子どもに自らスケジュールを立てさせ始めるかというのは、とても難しいですよね。

段階を踏みながら、繰り返す

まず、幼稚園から小学校に上がるような時期は、保護者だけでスケジュールを立てる。それから、習い事がある程度決まってきたら、子どもと一緒に計画を立てる。これを繰り返すのです。
子どもには、自分が「こうしよう」「こうしたい」と思ったら自ら計画を修正できる、ということも知ってほしいと思います。そうしないと、自分から行動しなくなるからです。保護者と一緒にすることで、子どもに、権利と義務「これはやらなくてはならない。でもこれをやると、あれができる」ということと、自分の考えが反映できるということを知らしめるのです。

その中で、だんだんと、子どもが自分でスケジュールを立てられる割合が変わっていくのです。 保護者と子どもとで半分ずつ立てるという割合だったのが、いつしか子どもが7割、保護者が3割になり、中学生になったら保護者の割合は0になる。こういうイメージをお持ちいただくことが必要だと思います。
けれども、子どもの成長段階によっては早めに任せられることもあるでしょうから、一般的な公式のようなものはないのです。一番身近で、一番子どもをよく見ている保護者の方が少しずつやってみるのがよいのです。

長い目で見て少しずつ

 
自分でスケジュールを立てる割合が増えたり減ったり、せめぎ合いのある年代がちょうど中学年ぐらいで、個人差によっては早めに比率が変わっていく子どももいることでしょう。最終的な理想は、100%子ども自身でできるようになることだとは思います。ただ中学受験に関しては、最後まで少し保護者の割合が残っていないと難しいだろうと思います。
長い目で見て、少しずつ比率を変えていく意識をもってみてください。

まとめ

  • 親子で一緒に計画を立てることからスタートする
  • 徐々に子どもが自分で計画を立てる割合を増やす
  • 長い目で見て、少しずつ親子の比率を変えることが大切
この「それ浜学園がお答えしましょう!」では、灘中合格者数累計3296名、20年連続、39回の合格者数日本一(2024年度実績)を達成した「浜学園」の松本学園長が、中学受験や子育て情報をお届けします。

※このコンテンツはYouTube【中学受験】進学教室浜学園チャンネル(https://youtu.be/J4dD2q91dHM?si=VwKoqJjAGWBODRfu)を参考にまとめています。