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小5女子の母です。娘は家で問題を解く時(特に算数)、鼻歌を歌います。鼻歌を歌いながら機嫌よくどんどん解いていくので、今のところ注意はしていませんが、集中できているのか心配です。やめさせた方がよいでしょうか。また、計算ミスが増えてきたように思うのですが、鼻歌と関係があるのでしょうか。過去に同じような生徒さんはいらっしゃいましたか。

計算ミスは鼻歌のせいか

 
おうちでの勉強の様子はなかなか分からないのですが、きっと他にも同じような生徒はいるだろうと思います。例えば中学生や高校生になると、音楽を聴きながら勉強をする子もいたりしますよね。人にはそれぞれ勉強の環境があると思うのです。何かをすることで集中力が上がることも当然あるので、一概にだめですと言うわけにはいきません。

計算ミスが増えてきたように思うことと鼻歌に関連性があるかどうかは、正直なところわかりません。5年生にもなると、計算問題といえども単純なものではありませんので、正解率が下がってくることは間違いないかと思います。 計算ミスが増えてきたのだとすると、問題があるのは計算用紙ではないでしょうか。
計算用紙を与えると、書く文字がごちゃごちゃとしていたり、やたら大きかったりする子がいます。すると、1問目を解く時はよいのですが、2問目3問目になると文字が混ざって重なってしまい、どの問題のどの計算をしたのかわからなくなるのです。 きれいな字で書いているだけではなく、「何番の問題の計算はここにしている」ということが分かるように計算用紙を書く子は、やはり計算ミスが非常に少ない印象があります。

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自分がよくミスをするパターンを見つけられるか

 
答え合わせをして計算ミスをしていたことは分かっても、どこに何が書いてあるのかわからないような計算用紙からは、ミスの詳細な原因がわかりません。しかしもう一度解いてみると、今度は慎重に解きますから、やり直しは正解するのです。そうしたらやり直せた気になってしまうので、自分のミスしたパターンがいつまでもわからないまま進んでしまうのです。しかし、自分の書いた計算用紙を見てどこに何番の計算や答えが書いてあるかがある程度分かる子は、間違っている問題のどこがおかしかったのかを考え、計算用紙を見たときに、「あ、この繰り上がり忘れていた」などと気づくことができます。

人それぞれよくする間違い方があると思いますが、これを実際のテストの時に意識できるかどうかが大切です。計算練習をすればするほど、「自分はこういう間違いをしそうだ」という傾向や、自分がよく陥るパターンを身につけることができます。 失敗の経験をいっぱい持っているから本番で注意できる。子どもたちはミスに対処する方法を学んでいき、大事なテストなどでも、「自分はこういう失敗をするかもしれないから、気を付けないと」と思えるのです。この経験を増やしていくことが大切だと思います。

鼻歌を無理に注意する必要はありません

 
おうちで鼻歌を歌いながら勉強する、というご質問に戻りますが、例えば浜学園のような塾でテストを受けている時に鼻歌を歌うと注意を受けます。当然入試の時もそうです。本番ではできないことなので、決して、鼻歌を歌いながらやりなさいと勧めることはできません。 塾でも歌っているのであれば、やはり止めなければいけませんが、そうではなく、おうちでの勉強の集中に鼻歌が役立っているのであれば、それでよいかと思います。 鼻歌だけ歌っていて算数の問題が1つも進んでいないのであればいけませんが、そうでない限り無理に止める必要はありません。ある面、ゆとりをもって問題を解いているのでしょう。 そのうちテストの時の状況とは違うと気づき始めますし、6年生になるとたくさんの内容が出てきて、さらに色々なことをしなければいけなくなりますから、自然とより集中するようになり、鼻歌はなくなっていくのではないかと思います。

無理に注意する必要はありません。 塾などから「テスト中うるさいんです」と言われたら、やはりおうちでも考えなければいけませんが、そうでない限りはメリハリをつけていますので、問題はないと思います。 計算ミスが増えたことに関しては、一度、計算用紙を見直してみてください。

まとめ

  • 計算ミスの原因をしっかりと見きわめる
  • 計算用紙の使い方に気をつける
  • 勉強の環境は人それぞれ。鼻歌を無理に止める必要はない
この「それ浜学園がお答えしましょう!」では、灘中合格者数累計3185名、19年連続、38回の合格者数日本一(2023年度実績)を達成した「浜学園」の松本学園長が、中学受験や子育て情報をお届けします。

※このコンテンツはYouTube【中学受験】進学教室浜学園チャンネル(https://youtu.be/brrN8-8xuw4?si=UIDK9D573fLMSeIS)を参考にまとめています。