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四天王寺高等学校中学校 国語科 三田知実先生

国語のテストでは「作者の考えとして最も適当なものを次から選び、記号で答えなさい。」という問題がよく出題されますね。このような問題を出題すると「作者ではない私にはわからないよ!」という声がよく聞かれます。たしかに作者の頭の中をのぞくことはできないし、読む人によって文章から感じ取ることはさまざまです。

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しかし、さまざまな解釈があっては困る場合もあります。例えばメールで友達と遊ぶ約束をしたとしましょう。そのとき、メールの文面を1人1人が正しく解釈できなければ、集合場所に集まることすらできないかもしれません。せっかくの遊ぶ計画が台無しになってしまいます。やはり、文章を読み相手の伝えたいことを正しく理解する力は身につけておくべき必要な力であると言えます。

ちょうど1年前、新型コロナウイルスの感染拡大により人々の生活は大きく変わりました。「ソーシャルディスタンス」を意識するようになり、直接会うことなくメールやインターネットを利用してコミュニケーションをとる機会が増えたのではないでしょうか。実際休校中、学校からの連絡にはホームページが用いられ、宿題の提出はタブレットで行われました。その時に大切なことは、互いの表情や声が分からなかったとしても、言葉のみで自分の伝えたいことをきちんと相手に伝えられること、また、相手の伝えたいことをしっかりと読み取ることだと思います。

国語の授業は、文章を読み、作者の考えを正しくつかむ練習をする場です。筆者は自分の伝えたいことを正しく伝えるために語順を変えたり、具体例を挙げたり、たとえを用いたり・・・表現においてさまざまな工夫をしています。その表現方法を学びながら正しく読み取る、またその表現方法を実際に用いて正しく自分の伝えたいことを言葉にして伝える。その力をつけることが国語を勉強する意義なのです。

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