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「作文が苦手で、なかなか取り組もうとしてくれない。」「原稿用紙を前にしてもいつまでたっても真っ白のまま……。」そんなお子様にとっては、作文とは「書かされるもの」「先生が気に入るように書かなくてはいけないもの」なのかもしれません。しかしそれはもったいないことです。なぜなら、本来作文とは、自分の中にある考えを掘り出し、自分と向き合い自己を表現する場だからです。

ですから、作文力はじっくり育ててあげるべきものだと言えます。即効性を求めないこと、長い目で見守ることが大切です。日頃のちょっとした意識や簡単な習慣で、コツコツ貯金していくように、着実に作文力を育てていきましょう。

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作文に対する苦手意識をもたせないためには、最初のハードルを下げて、手を動かしやすくしてあげることが大切です。最初は「1行日記」という習慣づけから始めてみてください。その日のできごとや感じたこと、書きたいと思ったことならなんでも構いません。保護者の方は、文の内容は関係なく「書けたね」「こんなことがあって楽しかったね」と褒めてあげてください。1行書けたからといって、すぐ2行書きなさいと言わず、お子様自身が自然と2行め、3行めと書いていくようになるのを見守りましょう。また、自由に物語を書いてみてもらうのもよいでしょう。一場面だけだったり、最後まで書かなかったりしても大丈夫です。お子様が書きたいと思えるものから挑戦させてあげてください。

もし、お子様が書きたいものを見つけられないのであれば、些細なことでもよいので何か普段と違うことはなかったかを探してみてもらいましょう。日常の些細な事柄から、お子様が自ら何かを発見できるようになるには、日頃から保護者様が「なんでだと思う?」と質問することが大切です。お子様に質問を投げかけて「わからない」と返ってきたときも、一緒に調べてみたり保護者様が思うことを伝えてあげたりするとよいですね。お子様から疑問を投げかけられた場合にも、簡単なことでもよいので答えたり一緒に考えたりして、寄り添ってあげてください。これが、普段から疑問をもつという習慣につながっていきます。

毎月届く課題やテキストなどがあれば、それらを目にするだけでも、作文に慣れ親しんでいくことができます。そして、課題に対して書く取っかかりがわからないときは、まずはそのテーマに対して自分がよいと思うのかよくないと思うのかを感じさせてみましょう。「よいと思う」という意見が出せたなら、次はなぜよいと思うのかを考えてみます。すると「こういう理由だから、こう思う」と自分の考えを引き出すことができます。

課題によっては、新聞やニュースで社会のことを知っていないと書けないようなものもあるかもしれません。ご家庭でも新聞やニュースのことを話題にする習慣をもち、少しずつ知識を身につけていきましょう。また、お子様がニュースに対して意見を言ったら、それを否定しないで受け入れてあげてください。

ご紹介したような習慣があると、長い作文でも書けるという自信がついてくるのではないでしょうか。しかし、いきなり思いついたことから書こうとすると途中で詰まってしまいます。そこで、作文を書きやすくするコツの一例をご紹介しますので、参考にしてください。

まずは、メモ用紙などの紙を数枚用意し、作文のテーマについて思いついたことを書いていきます。その中から、自分が一番書きたいことを見つけます。それから、一番書きたいことにつながるものをメモの中から選び、筋道がよくなるように並べていくとよいです。このようにして作文を組み立てていくなかで、内容を足したり、余分なものは省いたりしていくとスッキリと考えをまとめやすくなるはずです。これも作文を書くたびに習慣とすることで、ゆくゆくは頭の中だけでもロジカルに筋道をつけて説得力のある文章を組み立てられるようになっていくでしょう。

考えをまとめて書く力は大人になってから一層必要になるものです。どれだけ力がつけばゴールというものではありません。ぜひ、いつまでも「作文力貯金」の習慣をもち続けてください。

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