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試験の直前になると「ゲンを担いで食べておかないと」と思うものがありますよね。そう、かつ丼です。昔から「かつ丼を食べて勝つんだ!」と勝負メシの代名詞のように言われています。豚肉はスタミナがつくビタミンB群が豊富ですし、「かつ」にすると、頭を良くする「高脂質・高タンパク」の理想的な食事になるんです。

でも、医者として一言お伝えしておきたいことがあります。試験の前日と当日は、絶対にかつ丼を食べるべきではありません。高脂質・高タンパクの食事は、普段は積極的に食べていただきたいのですが、消化のために胃や膵臓に血液が行ってしまうので、脳の活動を一時的に悪くしてしまう可能性があります。だから試験の前日と当日は避けたほうがいいんです。

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では、何を食べるべきなんでしょうか?

試験目前に摂るべきもの…それを一言で言うと「炭水化物」です。なぜなら、脳は通常、糖質のみをエネルギー源としますので、特に試験前日や当日に脳にとって必要なのは、三大栄養素の中では糖質を作る炭水化物だけだからなんです。

だからと言って、脳は栄養素だけで動くものではなく、思考力や集中力は心の状態と連動して変化します。「かつ丼で勝つ」のようにゲンを担ぐことも、成功を掴み取るのを手助けする心理的効果があることは研究データとしても実証されています。だから、上手くゲンを担いで脳を働かせる食事をとれるのにこしたことはありません。そこで私、考えました。

まず、前日の夜に食べて欲しい勝負メシは、合格を手中(シチュー)にする、ということで「シチュー」です。シチューは小麦粉で作りますので、主成分は脳の栄養に変わる炭水化物です。

さらに、一般的に入っている材料で玉ねぎがありますが、これに含まれる「アリシン」には集中力を高める効果があります。

また、ブロッコリーに含まれる「スルフォラファン」は、ストレスに負けず粘り強く頭を働かせるのに役立つ効果があると言われているので、試験前にはぴったりの食事です。ぜひ、シチューを食べて合格を手中に収めて下さい。

要注意!試験当日は「大丈夫?」と言わないで

受験当日、ほとんどの親御さんが言ってしまいがちですが、 「今日の試験、大丈夫?」は、絶対に言ってはいけない言葉です。お子さんは、試験が近づいてくると、合格圏内であっても「大丈夫かなぁ?」と不安になってきます。お母さん、お父さんも同じですよね。

そこで、ついつい「大丈夫か?」と、聞きたくなってしまうわけですが、これでは、親のプレッシャーまでお子さんに上乗せしてしまうことになるわけです。そこで、プレッシャーを与えず、さらに試験に臨む気持ちを無意識のうちに作る魔法の声掛けがあります。

それは「1時間目は何の科目?」です。子どもが、例えば「算数だよ」と答えることで、脳の中でスケジュールが明確になり、その時間になると脳が算数を解くモードに切り替わってくれるのです。さらに、子どもに合否とは直接関係のないスケジュールを答えさせることで、脳がものごとを客観的に認識するモードに変わり、不安の暴走に歯止めがかかります。ぜひ、試してみてください。

※本記事は「勝負メシ」に掲載の吉田たかよし先生動画より抜粋。

https://youtu.be/0ZZpwAVA2w8
https://youtu.be/ww-Zr2yXD0Y
https://youtu.be/_y2oXzsk5Uc

≪吉田たかよしprofile≫
京都市出身。医学博士(東京大学大学院修了)。
受験を専門に扱う心療内科クリニック「本郷赤門前クリニック」院長。
学習カウンセリングのスペシャリストであり、
自身も灘中学受験を経て東京大学に合格した受験のスペシャリスト。

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